ウィークデーの日中に仕事をしていると墓地のことが何度も頭に浮かぶのです。土の中のゴミまで取り一番きれいな墓地にしている。ローソクと線香で何度も供養したのになぜか墓地が気になりました。石屋さんから連絡はありませんが、家に帰ってもそろそろ基礎の工事が始まるかもしれない。深夜誰もいない霊園で自分の墓地にだけ灯明をあげるとご先祖が喜ぶかもしれない。そんなことを思いカメラを持たないで深夜10時頃車を出しました。自分の墓地に基礎工事をしているのを見つけました。2個のローソク立てはお骨を入れる場所に置いていましたがご先祖によく見えるように縁石巻き石の上に置いて火を付けました。写真は二日後の土曜日早朝に撮影したものです。ローソクの火で確認したのですが、左右両側にある赤土が出せると考えていた溝を見て50万円が無駄になったと失望しました。石屋さんに案内されて赤土を出したい思いで予算から50万円上乗せして購入した部分がすべてコンクリートで塞いでいるのです。これでは墓石の土台で墓地にフタをするのと同じです。晴れた日には水分を蒸発させて温度を一定に保つという赤土の部分が中央や地面とつながっていないのです。1cmほどへこんでいるので、表面だけ赤土をかけていかにも地面とつながっているように見せるのでしょう。お隣の玉石の下は冷たいコンクリートということです。二日前の深夜に見つけた時はまだコンクリートが軟らかかったので基礎工事はその日実施したと思われます。墓地が気になったのはご先祖のお言葉だったかも知れません。
下の写真は他の方のお墓の基礎工事です。洋式のお墓のようです。中央はお骨を入れる場所でしょう。これでもかというように墓地全部をコンクリートで固めています。中に入るお骨はいかにも息苦しそうです。
さっそく契約した石屋さんの担当者に電話で文句を言いました。何のために50万円出したか分からない。50万出せば両側に地中に達する赤土が出せてお骨を納める部分は赤土でつなげることができるというお話でなかったのか。石屋さんの立場はコンクリートを詰めなければ強度に問題が出て傾いたらこちらが保証しなければならないので両側に土を詰めるわけにはいかない。工事をお客に見せなかったのも手落ちだといってくれました。少しぐらい傾いてもいい。大きい墓石を売りたいために墓石が大きすぎるのではないかとも言いました。結局全部を赤土にはできないが両側に一ヶ所づつ穴をあけて工事の一部をやり直すということで落ち着きました。両側のスペースがコンクリートとは説明を受けていなかったのです。
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