5月末から家庭菜園が目に留まると試し掘り決断の兆しがないか探すのが日課のようでした。6月8日土地面近くの葉っぱに黄色い色を見つけたのです。茎葉っぱから澱粉など栄養分を出させて役目を終えたので葉っぱが黄色くなった。ほかの黄色くない葉っぱも色こそ若々しく緑色ですがジャガイモへの栄養の受け渡しが進んで中身はでんぷんなど皆無の用済みのカスのような枯れたも同然のジャガイモの地上部かもしれません。
枯れたも同然のジャガイモの地上部の可能性ともう一つの可能性があります。南側の地面近くの葉っぱが黄色く成った理由は、2019年5月後半の熱波とも表現できる異常気象です。連日1週間以上35度前後を記録して寒冷気候が好きなジャガイモには早く葉っぱの養分の回収を急いでジャガイモの大敵8月をやり過ごし今秋か来春の発芽を待つように方針転換したが6月に入り気温が下がったので休眠はもう少し先にしようと再び方向転換した可能性です。それならジャガイモの収穫つまり撤収を全部の葉っぱが枯れるまで待ったほうがいいという結論になります。
試し掘り株をこれにしました。この3本の茎は一つの芋から出ています。小さい株を選びまし。真ん中の橙色の土は小赤玉土です。畝と畝の間は今年も落ち葉なので流れ出た土を鍬で拾って盛り土を掛けるわけにはなりません。市販の赤玉土で盛り土の代わりにして茎の根本が割れて日光が直接新ジャガイモを照らすのを防ぎました。
スコップを入れてジャガイモごと土を起こしました。前提として書きますが、今は朝で昨夜まで大雨が降っていたのです。数年前までなら前年の野菜の残渣などでもともとの粘土質の培土も加わってジャガイモと土を分離するのに大変手間がかかりました。どうです写真からも土のサラサラ感が伝わってきます。前夜まで大雨だったが嘘のようです。今年の冬は大麦を植えていないのに大麦栽培後のようにさらさらで大雨後でもネバついていないのです。何もしていないのに突然大空が変わるように土が変わったのです。
1株小ぶりな7個では来週まで持たないと考え2株分を収穫してそれぞれ2段に陳列しました。上段は1株10個収穫で無肥料栽培8年の歴史で初めてです。
最後の写真は下段の7個収穫の拡大版です。このジャガイモ7個は最初にスコップを入れた上の写真の7個です。早速皮付きのまま熱で皮が割れないようにして茹でました。味は上品でエグミがなく最高です。無肥料栽培ジャガイモで初めて上品な確かな甘みを感じました。これまでは後口はいいのですがほとんど無味でした。噛んだ感はねっとりですが今年はネットリ+さらさらです。ほくほく感はありません。過去8年無肥料栽培の歴史で最高の味です。希望ですが本収穫には芋はもうひと回り大きくなってほしいです。
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