2011年7月18日月曜日

黒い土の家庭菜園でジャガイモの収穫(2010年春)

2011年3月に入っても春菊が収穫するにはまだ早くこれがジャガイモ植え付けのリミットとばかり春菊の間に種イモを植えました。例年なら2月の上旬には植えていますので一か月も遅れています。6月にはジャガイモの茎は枯れ地下の芋を放置すれば梅雨の雨で腐りはじめます。4月2日ジャガイモは発芽しました。
 青いバケツに入っているのは風呂桶の再利用で生ごみを堆肥に変えたものです。2009年ケヤキの落ち葉の堆肥を仕込んでから連作に次ぐ連作で地力も相当疲弊しているはずです。これだけの堆肥を果物の皮、茶葉を煙草の灰で乾燥させたものなので作るには4カ月分の野菜くずなどを必要とします。貴重なとっておきの堆肥なのです。
              
 最後の写真は2011年6月4日収穫した2株分のジャガイモです。盛り土もしたし、茎が倒れないように支柱も立てました。風呂桶で作った堆肥もむなしく2009年落ち葉堆肥を仕込んでから最低の収量です。掘り出した直後は、色は白に近く輝くような薄い黄色です。茹でたジャガイモの皮は向こうが透けて見えるほど限りなく薄いのです。そして味、歯ごたえはポテトのホクホク感はなく、里芋のようにネッチョリモッチリです。タンパク質が多いのが分かります。北海道十勝産、静岡の三方が原産よりもおいしいのです。もっともカレーに入れれば区別はつかないですが。す茹でして何も付けないで食べると落ち葉堆肥で作ったジャガイモの価値が分かるのです。

2011年7月3日日曜日

黒い土を維持するために、青葉を入れています

 我が家の循環型菜園のもともとの土の色は車で10分の墓地の土の色と同じです。引っ越してきた当時の家庭菜園はこんな色の土でした。
畳のワラを入れたり落ち葉堆肥を入れたりで数年の努力の積み重ねの結果、黒い土に変わりました。 さらえまか: 畳のリサイクル参照願います
毎年5月に近ずくとイネ科の雑草が50cm程に育ち6月には種を付けて枯れます。種を付ける前に刈り取ると栄養が葉に残っており秋には土に帰ります。種が循環型菜園に持ち込まれることもありません。ケヤキの落ち葉のように1年以上も寝かせる必要はないのです。
このジャガイモの芋は黒い土で育っているのです。この土は信州などに見られるように火山灰で黒いわけではないのです。有機分を多く含んだ豊穣を意味する黒い土を持った循環型家庭菜園です。
鎌を研ぐ砥石を用意しました。右が包丁用の青砥です。幅を見ていただくために用意しました。左が水を十分含ませた人造の赤砥石です。鎌用に幅が狭い砥石がいるため幅の狭い側面を研ぎ面にします。鎌研ぎは初めてですがここが要点です。
             
            
包丁研ぎをマスタするまでは、河原のクコ採集などに使った鎌は錆びると捨てていました。しかし今回からは農家のように鎌を研いで切れ刃をリサイクル再生します。何度も研いで刃がなくなるまで使い切るのは、昨今の社会的風潮に合った使い方です。経済的でもあります。
光っています。なんとかシノギを削らないで切れ刃を付けました。次回はもっと上手に研ぐようにします。
 ケヤキの落ち葉拾いに使用したのと同じ大きさのビニール袋を用意して8袋分刈り取り、この循環型家庭菜園に入れました。ケヤキの落ち葉の上にかぶせれば風で落ち葉が飛び散るのを防げます。初夏の強い陽光はイネ科の雑草の緑色を茶色に変え乾燥させ、梅雨の長雨で土に変える準備とお手伝いををしてくれます。来年には立派な有機肥料として巡りまわりジャガイモの養分となってくれれば、青葉が巡りまわっておいしいジャガイモ、葉物野菜に変わります。