C先生も転勤されたことだしもう時効と思われます。執刀医のC先生のB病院は直線距離的には車で10分程度で近いのです。駐車場が不便なので電車で通院しています。近場なのに2度乗り換えの必要があり路線を描くとZ形です。時間的には40分かかります。近くなのに電車としては不便なのです。2012年退院後通勤途上にある舌癌を早期発見してくれた命の恩人である開業医A先生に相談しました。C先生に検診に行くと半日仕事を休まなければならず、A先生の病院でしたら18時30分にこれますので、仕事の終了後に診察して頂ける。「A先生術後の再発転移の経過観察をここでして頂けないでしょうか。再発が見つかるとまた手術はB病院でお願いすることにしたいのです。」A先生「あなた死にたいのですか。止めた方がいい」誰も死にたいために医師に頼む人はいないでしょう。キョトンとした私に納得したのか「こういうことです」と詳しいお話をして下さいました。
B大付属病院C先生は、毎日口腔癌患者を5人診察、診ているとします。土曜日曜祝日を除いて年間100人以上でしょう。C先生は腫瘍専門医ですから当然です。これに対してA先生は口腔癌患者は2年か1年間に1人めぐり会うのが精一杯です。C先生と同じ技量でとても舌癌術後の経過観察、再発チェックはできない。それに大きい大学ですから過去の膨大な舌癌患者の履歴のデータベースがC先生をサポートしてくれる。癌再発管理は医師の技量より患者の数です。これが一番多い医師が患者にとって最高の医師です。舌癌は絶対量が少ないのでなおさらです。個人的には舌癌術後経過観察、再発チェックをしてみたい。診療費も稼げる。視診、首のリンパの触診など基本的なこと以外に癌はどのような転移の兆候を見せるのかC先生のように毎日診察すれば会得する自信があるが、癌患者と接していないので自信がない。あなたにとってC先生が最高の医師で交通の不便を我慢しても命には替えられません。
要するに癌患者を診察したいという自分の都合を向こうに置いて、患者である私のために「C先生に診てもらいなさい」と言って下さったのです。やはりA先生は口腔癌発見の高い技術だけでなくモラルも高いよいお医者様のようです。
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