アブラムシの害虫に取りつかれたピーマンを道路のフェンス側から撮影しました。元気がないのは当然として何かおかしいのです。よく見るとピーマンの最盛期なのにこの2本に白いピーマンのつぼみや花がないのです。花がないとはここから実をつけないということです。
3本目の比較的被害の少ないピーマンです。白い花やつぼみがチラチラです。実際パチンコ玉程度のピーマン予備軍も十分あります。左から2本のピーマンも無肥料栽培の耐病性、農薬なしの健康な土壌による丈夫さなどから放置すれば自分で害虫を駆除してくれると信じますが、いかんせん甘い美味しいピーマンが収穫できるのは9月いっぱいまでです。自分で害虫を駆除するにも最低1ヶ月はかかりそこから花をつけて収穫するには10月の中旬になる可能性が高い気がします。現在はもうすでに8月29日です。ピーマンの自力回復を待てるのは7月いっぱいが我慢の限界のようです。そこでピーマン栽培開始以来重大な決断をしました。2本のピーマンをあきらめたのです。
可哀想ですが3本のうち2本を間引きました。こうした方が1本になってしまった残り1本の樹勢を高めるのは確実です。日光は完全に独占できますし、根も更に広く張れます。抜いたピーマン2本は写真的には元気そうですが、花がない咲かない状態とはアブラムシに相当痛めつけられています。この悔しさは来年こそ昨年以上のピーマンを育てることで埋め合わせるつもりです。
左の根が3本のうち一番左に植えていました。アブラムシはありましたが、真ん中より被害はましでした。太く長い大きな根が2本あります。アブラムシの被害が最大だった真中は、根切りの後の植付けがよかったのか360度方向に根が伸びていますが左のように太く力強い根がありません。害虫は弱いピーマンでより強く反映している証拠です。同時に植物の樹勢が弱いのは根の張りが弱いのと同じだということです。涙をのんで大きく育ったピーマン2本を間引いた代償に得た知識です。今後に生きると思います。もう一度記憶に焼きつけるためにまとめます。
害虫は樹勢の弱い作物に発生して、樹勢は地下の根の状態の写像です。害虫は根の張りが悪い作物につくが、根は地上の樹勢を見れば分かるということです。大切に育てたピーマンを間引くような悲しいことは今回限りにしたいものです。
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