2015年11月8日日曜日

ナスは10月末まで収穫できました。昨年は9月の初旬で最後の花を咲かせましたので大きな進歩です。

10月末の撤去直前のナスです。狭い菜園を有効活用しようとフェンスの外で結実させました。私有地でなく公の道路側で結実したので、他人に無断で収穫され持っていかれても法律的には文句を言えないでしょうが、幸い誰かに盗まれたことはありません。周囲は中小企業のオーナー社長ばかりです。ここに住めたのを感謝しております。ナスの葉の何枚かは黄色く紅葉しています。感じ方の問題でしょうが、私は気温が下がって紅葉するケヤキのような落葉樹の紅葉とは意味が違うと思っています。親が自分の肉を子に食べさせるため、つまり葉っぱの栄養を黒い実と中の種にあげている気がしてなりません。熱帯デカン高原原産のナスはもうすぐ霜で枯れ、来年の春を迎えることはないので「私はいいから。」と言って、来年の成長を託した自分の子供である黒い実の中のナスの種に葉っぱの栄養を移動させて種を完熟させている気がします。夏の光合成に適した強い日差しは10月では望めるべくもありません。10月末は人間でいえば老後に近く過去の預貯金を取り崩して子育てに当てているようです。
これまでのナス栽培の履歴をまとめれば、最初の収穫の2012年は7月末で終わり、昨年は9月で終わり、今年はようやく10月末に撤去しましたがこのまま放置すれば12月ごろまでいけそうな勢いでした。ナスの味が落ちて来たのと大麦を蒔きたくなったので潮時と思って撤去しました。3年間のこれまでで最高の出来であったナスの根です。予想通り十分発達していました。

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