2009年8月9日日曜日

手を汚さないでウナギを焼く

 土用も過ぎれば、売れ残りのウナギの安売りがちらほら目にします。愛知産のウナギはなかなか半値にはならないのですが、土用直後はチャンスです。安売りの愛知産のうなぎをとりあえず買って、冷凍庫に保存します。そして食べるときはもう一度焼きます。オーブンから出すと焼きたての香ばしい風味が甦ります。うなぎも当然糸を縫い付けるように金串を打てば、バラけてくっつかないできれいに焼けます。
 さてかば焼きのたれですが、原料はうなぎの骨のダシ、みりん、醤油のようです。うなぎの油も加わって手につけばかなり厄介で、不快な目にあいます。これも手を汚さないで魚の味噌漬けを焼く のようにプラスチックのケースを利用します。
 冷凍庫から取り出し常温に戻して、うなぎのかば焼きをケースごと半分に切ります。天然砥石で研いだよく切れる出刃庖丁のお手柄です。
 ラップを押えながら金串を縫い付けるように打ちます。お墓の息抜きの穴の深さを測った金串です。
 平行でなく交わるように二本の金串を打ちます。その方がひっくり返すとき力の加減ができていいみたいです。
 焼きあがりです。少し焼き過ぎですが香ばしさととろけるような食感は同じです。電子レンジで焼くとアルコールや水分子しか熱くなりません。したがって100度以上にならなくて油が焼ける香ばしい匂いはしないでしょう。電子レンジの高周波は油を温めないのです。ガスコンロにおまけのようについているガスオーブンでもウナギの香りが立ち込めます。うなぎは土用を少し外しても土用うなぎです。土用が過ぎてもスタミナを消費する猛暑は相変わらず続くのです。

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