2010年2月1日月曜日

廃材のリサイクルで作業台を作る

2005年築30年以上の古家をリサイクル再生利用のため、リフォームをしました。家の中に車庫を作ったために使った梁材木の残りです。長さ50cm、幅29cm、厚み10.5cmと大きくこれを求めようとしてもなかなか売っているのを探すのは難しいでしょう。車庫を作ってくれた大工さんが捨てるつもりだが欲しいなら置いておくとわざわざ知らせてくれたのです。最初に浮かんだ使い道は鋸で木材、金属を切るときに使う台です。厚み10cmは床を傷つけずにノコギリを使えます。大きくて安定感は十分です。穴を開ける台にもなります。中国人なら丸木のまな板の発想から中華包丁のまな板の代わりと発想するかもしれません。
 幅は30cmありますが、一つだけ台として使うのに難点があります。これは製材所で大きなノコギリで切り出した材木のままで表面が毛羽立っているのです。毛羽立った表面がほこりを呼び寄せ撮影前はもっと汚かったのです。そのまま公開するのは恥ずかしいので掃除機でチリ、ホコリを吸い取ってから撮影しました。
 表面を手で押さえるとチクリと棘が刺さる時があります。小さいトゲやホコリを吸い寄せる性質を変えるのはカンナ掛け以外ないのは明らかです。しかし大工でないので桐のまな板以外削った経験がありません。正月に今年の運勢読みとしてチャレンジしました。うまく削れると一年安泰、失敗すれば波乱予想の一年としました。

杉材のようですが何とか4面削れました。やはり桐より想像以上に削りにくかった。腹筋が酷使されお腹が痛くなりました。これが杉でなくもう少し堅いヒノキなら自分の腕ではカンナ掛けは無理でしょう。上の写真では丸い穴が開いていますが大工さんがこの台の上に板などを置いて穴あけの台に使ったようです。
杉台にもう一工夫を加えます。薄い板きれをネジで付けました。
これに桐のまな板をのせてカンナがけをします。取り付けた板きれは滑り止めです。これまで畳とすり切れたフスマの敷居の段差をカンナ台にしていましたがこれで本格的なカンナ台の完成です。
 杉と違って桐のまな板はスカスカ腹筋もあまり使わずに楽に削れました。丸くなった敷居の段差と違って桐のまな板が安定します。杉台の手前の端を正座して膝小僧で押さえてカンナ掛けをします。下のカンナの左に写っているのは削りくずと柿やミカンの皮を細かく刻んだものです。リサイクルして南側が道路の家庭菜園に入れる堆肥の原料にします。リサイクルで生ごみを出さない 日々土作りから料理はスタート
穴あけの台や鋸の台に使います。チラシの折り込みを敷けば安定した大きなまな板にも使えます。杉材、削りくず、ミカンの皮などをリサイクルして有効資源に変えたのち利用した結果の受益者は自分です。リサイクル業者を儲けさせたりどのように利用されるかわからない人任せのリサイクルとは違って、再利用するのが自分なら最後まで見届けられます。ゴミとまな板購入費用が減って助かるのは自分なのです。

廃材をリサイクルして、まな板のリサイクルを楽にできるリサイクル道具を作りました。

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