2013年7月16日火曜日
裂果に強いが売りの夏麗人大玉トマトを販売しているのを見つけました。
戦国大名にとって合戦に負けるということは自分の生命をなくすだけでなく、領民や自分に尽くしてくれた家臣をも多大の辛苦を与えることになり、これまで槍働きの功などで積み上げた家臣の領地なども合戦に勝った敵方のものとなります。そこで織田信長はまず負けない戦略を編み出したのです。ごく当たり前の真理ですが自分より弱い大名と戦争をして領地を奪い増やし、動員兵力を増やして何倍もの兵力で過去に歯が立たなかった大名に会戦を挑むという方針です。同じ数の兵力で戦争をすれば勝てない負ける大名とは同盟する。これも自分の勢力が弱いうちは大切にするが、いつでも相手を滅ぼせるだけの大勢力になると態度を豹変させ同盟大名である徳川氏に長男を切腹させろとか受け入れがたいような要求を出すのです。同盟の標的になったのは徳川だけでなく近江の浅井氏もそうです。戦争に負けない鉄則、不敗必勝の戦法は自分より弱い相手と戦争することです。さて夏麗人大玉トマトですが、ホームセンタに陳列されていたのは帰省した帰り、6月16日です。結局鬼ヶ島童子トマトを買ったのと同じホームセンタで見つけました。苗の大きさから入荷したのは6月の初めです。鬼ヶ島童子大玉トマトは4月2日で大玉トマトはこの時期に販売されるものと思い込み、随分あちこち夏麗人大玉トマトの苗を探しましたが見つからなかった理由がようやくわかりました。雨による裂果に強いという売りは自分より強い相手に戦争を仕掛けなかった信長と同じのような気がします。雨で実が裂けて割れるのは当然梅雨末期の大雨です。6月の初旬に苗を植え付けると初収穫がたぶん梅雨明け以降になります。大玉トマトの収穫を梅雨明け以降になるように販売時期を設定して裂果に強いを売りにした夏麗人大玉トマトを販売するとは、なかなか出来ないことのようです。
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