さらえまか: 岩場崖と交換された畑
我が家が所有する水田用のため池の下には1反少しの我が家の水田があります。その近辺の水田は2キロメータほど離れた大池から水を引いています。大池から水の供給を受けるのは他家の水田もあります。大池以外に別に自分専用のため池を所有しているのは我が家だけでした。長さが30mほどのため池なら1週間から10日ぐらいしか稲を生かせることができませんが、干ばつは梅雨明けから9月にかけて起こります。9月まで雨がない干ばつになれば、大池の水が枯れて、他家の水田がダメになっても30mほどのため池で1週間少ししのげば雨が降る確率が高まり、江戸時代などのご先祖もこの池を水田にしないでとても大切にしていたのでしょう。大昔にはあの小さなため池のお陰で私の先祖を飢饉から救った可能性が高い。9月まで耐えれば台風がもたらす雨が期待できます。ジィーゼルエンジンやボンプなどの灌漑設備がなかった江戸時代、明治などわが先祖の命の糧となったほどの自家製のため池は我が家と大変縁のある場所です。Jさんもそうですが、どうして消防用の防火用水のプールの中に入らなければならないか誰も説明できないのです。いくら酔っていたと雖も大寒波の中、水につかる気には到底なれないでしょう。更に入水するには、1mほどのコンクリートの塀に登りそこからまた1m少しの金網のフェンスを乗り越える必要があります。警察もその辺を考えて事件性があるかもしれないと捜査対象にしたと思われる。4代前の近所の人も寒い深夜我が家のため池に行く理由がなくたとえ入水しても池の中で立ち上りさえすれば、溺れることもなく生還できる浅い水田用のため池なのです。Nさんの噂もそのころ伝わってきました。あれほど頭脳明晰で優秀だったのですが最近簡単な仕事でもポロポロ凡ミスを繰り返したそうです。そうして心の病にかかりそうした人ばかり集められている部屋に集められ仕事にもならないような簡単な作業を毎日して暮らしているという便りです。当然別のビルに集められていたそうです。その後Nさんの消息は入ってこないのですが、2000年当時我が社にも吹き荒れたリストラの嵐でもう会社にはいないでしょう。仕事ができない人に給料を出す余裕は会社にはないでしょう。頭がおかしくなりそうと言って3人組から離脱したNさんも本当のことだったのかもしれない。自分で仕事に穴を空けることを勧めておいて「俺もJさんも何もしていない」は応えました。本当に心の病に罹ったとは気の毒です。心の病の苦しさは経験済みです。
Jさんの訃報に接した時はたぶん、伯母から聞いた4代前の先祖と争った近所の人がお亡くなりになった氷水と深夜の事故とJさんの最後の場所が同じとは関連付けられなかった。まだこちらの神経が病んでいたので細かいことを思考できなかったのでしょう。ではいつからと考えれば、新宿の占い師から聞いた「あなたは大勢の先祖に守られている。大勢の先祖があなたを守っている。」の呪文のような意味を真剣に考えだしてからでしょう。
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