2008年9月13日土曜日

不動産屋からの電話がありました


9月8日の月曜の朝だったか、テレビでマンション分譲会社アーバンコーポレーションが破綻した理由を解説していた。結論はサブプライム問題で米国からの資金が引き揚げられた。マンション用地建設資金を日本の銀行からの借金で賄っていた。貸し渋りと融資の返済要求でお金が行き詰ったのが原因。要するに他人の金で土地を買ったが、儲ける前に返せと言われて破綻した。そういうことらしい。同じ理由でアーバンコーポレーションだけでなくいくつもの新興マンション販売会社がつぶれたらしい。家をたまたまいい時期に買えていい気分になってから初めての衝撃的なニュースでした。
その番組によると都心の一等地マンション相場は2001年ごろから始まったらしい。2006年春に時価の3割高で買った更地は2007年春まで金利70万を払って返済は済んでおり、誰からも返還要求を受けない自分のもの、自分の金で買った土地、アーバンコーポレーションとは本質的に違うなんて思いたかったがいよいよ最悪のシナリオを覚悟しなければと暗い気持ちになった。 他人の都合で反対売買で決済する必要がなく幕を引けるのは自分だけだけなのが強みです。
番組放送のタイミングを見透かしたように仲介に入った不動産屋から会社にいる自分の携帯に電話が入った。その更地の引き合いがあったというのである。地合いが悪いので売る気はないというと話を聞いてくれとしつこい。仕事中だから昼に電話すると言って電話を切ったが、今思えば自分が覚悟した最悪のシナリオから考えれば悪い話ではなかった。 続く。

0 件のコメント: