2008年11月22日土曜日

食と病気(医食同源)

 大昔の中国の神農なんとかという内科医が本を書いています。冒頭から「医は食也り。而して食は医也り。逆も亦真也り」一番言いたい結論を最初に書くことが多いのがあちらの書物のようです。日本のように最後まで読んでくれることを期待していないのでしょう。もしかすると紙などはまだない時代で書物とは竹で作った板ギレに書かれていた時代の名残かも知れません。よく知られている漢字では医食同源でしょうか。

 バランスの良い食事で健康は維持できるし緊急性のない病気は食事で治せると書いているようです。中薬(漢方薬)を副作用のない順に上薬、中薬、下薬と分けました。強い効き目があるのは副作用の大きい下薬です。どんなものがあるかと申しますとトリカブト、福寿草などの根です。お分かりと思いますが殺人事件などに使用される毒薬です。黒豆などの解毒作用のある薬と混ぜて免許のある中医内科医が処方箋を書かないと配薬してくれないそうです。ある種の病には劇的に効くそうです。当然強い副作用を持ちまさに毒は毒を制すでしょうか。この上薬より素晴らしいお薬が常日頃食べている食事と書いているのです。確かにお米は副作用ゼロでしょう。

 糖尿病などの緊急性が要らない病気が食事で治せると神農先生の本に書いているのです。20歳までの自分は大変健康でした。朝風邪を引いても咳、鼻水などが昼には完治してすっかり忘れてしまい、翌朝そういえば前日風邪を引いていたと思いだすほどでした。現在では数年に一度ほどインフルエンザにかかります。それほど健康だった体が糖尿病などという恐ろしい病気になったのかと食べ物にスポットを当てて考えました。今年の正月からずっと考えたのです。

 何を考えたかと申しますと子供のころよく食べていて現在食べていないものを探したのです。何十年も前のことで随分苦労しましたが2つわかりました。糠漬物とサバの煮付です。

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