2008年11月23日日曜日

あれから1年を振り返る 血糖値と日常

 内科の先生にお世話になり1年です。おいしい物を食べたい...しかしあまりにも、その代償は(美味しい物とは自分と食べ物との相対的なもの) 自覚症状がないと言われている糖尿病ですが、血糖値を下げる薬を服用して一週間後変化がありました。

 仕事が終わり夕方地下街を歩いていると女性が着ている服など一切の風景が鮮やかになったのです。その鮮やかさを思えばその時までの夜の地下街は白黒画面のようでした。夜の地下街がこんなにカラフルだったのか照明が変わったのかなんだろう。食事をしながら考えたが、照明などの外の変化より自分の網膜が変わったのだと思った。網膜の毛細血管の状態が良くなり映像の情報量が増えた。とにかく赤や青の色が昼間と同じようにカラフルなのです。それ以前は人工照明の地下街とはそうゆうものと何の疑問も感じませんでした。
 服用後一か月経過した時です。糖尿病といわれる2か月前から毎日5キロ程歩いていました。その日も駅一つ分ほど歩いていましたが、地面をけるとき足の甲の骨があるというのが感じるようになったのです。足の甲には親指から小指まで5本の骨がありますが歩いているときに以前は感じませんでした。では歩行時に足の裏をどのように感じていたかと申しますと、しびれをかいた後のようでした。しびれをかいたといってもジンジンとする感覚はありませんでした。なんというか自分の足のような感覚がなく借り物の足、義足のような感覚でした。そのことに以前は気が付いていなかったし変だという自覚症状はありませんでした。

 これでこのまま病状が進んでいくと自分の将来が見えたのです。毛細血管が侵されて、網膜をやられ失明、足切断という恐ろしい将来です。薬が効いている今はよい方に改善しているという実感が持てたのです。よく健康診断を受けて担当の医師にすぐに専門医にかかりなさいと言ってくれたのに改めて感謝しました。気がつかないままに合併症の病魔は静かに忍び寄っていたのです。

0 件のコメント: