2014年9月23日火曜日

フェンスからはみ出たピーマンは貴重な野菜サラダです。

わが家庭菜園を南側の道路側からフェンス越しに眺め、ファインダで切り取った風景です。奥の茶色の構造物は隣家のフェンスです。この右側は同じく南側が道路になっている隣家の家庭菜園です。奥のツル状にフェンスからはみ出しているものはそろそろ終わりを迎えた胡瓜です。人生最高のキュウリ糠漬けをくれました。そして写真の通りわが家庭菜園の入り口は外にはありません。
実はこのシャッターがわが家庭菜園の入り口です。
シャッターを上げると今年買った車が鎮座してこの右側のスペースが家庭菜園へと続きます。左側が洗濯室で、そこを抜けて秘伝のボカシを生産寝かしている前横のドアを空けるとようやく家庭菜園に入れます。菜園までかなりのセキュリティチェックがあります。(笑)
今度は南側の道路から大きくなったピ-マンの株です。昨年はこの奥の畝、どちらかというと日陰にピーマンを植えましたので10月には2mを超えました。今年は幅、嵩が大きいですが日光がたっぷりあり9月中旬の現在、1m程度です。それでも10cmほどのピーマンの苗を4月の初めに植えて7月までほとんど樹高が伸びなかったとは信じられない大きさになりました。無肥料栽培の不思議です。早朝から夕方まで日光を独占したためか実の付き、収穫量は昨年の倍ありそうです。やはりピーマンはほうれん草と双璧をなす栄養の王様野菜ですが夏の陽光で育つようです。さて人様に迷惑をかけないようピーマンのはみ出しには十分注意してきたつもりですが旺盛な樹勢の膨脹でいつのまにかフェンスの網を超えてしまいました。実は今日はみ出た分を剪定するため洗濯室に剪定鋏を取りに行こうとしていたのです。ところでこのピーマン試食すればわかるのですが生食が出来るのです。普通ピーマンはサラダには入れません。苦味とエグミが強く、熱を加えないとこれらが薄まらないからです。苦味特にエグミは鶏糞、油かす、牛糞、化成肥料などが原因です。肥料はアブラムシなどの害虫も呼び寄せます。有機栽培はそれらの対価として短期間の成長、増収をくれます。無肥料栽培では短期間の成長、収量の増加は見込めませんが、害虫の減収に伴う無農薬栽培と野菜の持つエグミ苦味の除去から来る野菜本来の旨味を保証してくれます。このピーマンは苦味がなくエグミがないので生食出来ます。苦味とエグミがなくなると甘味だけが残ります。信じられないでしょうが、果物並みの糖度があります。無肥料栽培はこうした恩恵を励みとして継続しています。この私のピーマンを差し上げた方の多くはドレッシングをかけて生食するそうです。
 フェンスの下には昨年このブログに登場したど根性トマトがあった場所です。30cm超える側溝があります。説明したように家庭菜園に入ってピーマンを生食しようとするにはシャッターを開けたり元畳敷きの床に上がったり大変なのです。はみ出しピーマンを育てると公道の上から1つ2つのピーマンを素手で収穫できます。
このピーマンの収穫が望める11月末まで朝自転車で出勤するたびにピーマンを収穫して駅まで数分の時間中によく噛んで飲み込めばビタミンミネラルの補給と結果、健康増進するかもしれません。昨年は7月から11月末まで3日置きか2日置きにピーマンのオリーブオイル炒めを食べて風邪をシャットアウトしました。都会にいて収穫直後に毎朝生食するとはなんと贅沢なのでしょうか。

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