2011年12月18日日曜日

少しでも震災のお役に立ててうれしいです(正月の炭は東北産に決めた)

 今年に入り炭の消費が増えました。正月からの惰性でなんとなく外国産の備長炭を使っていたのですが、高価で家計が許してくれません。以前菊の花のような縦に割れ目がはいった炭をアパート時代に買ったことがあり、備長炭と比べて軽くスカスカですが新鮮な空気を送ると強い火力を出す日本産の炭を懐かしくなりました。ウバメ樫に比べると灰になるのが早いのはやむをえません。でも家庭で使い長時間ウナギのかば焼きを焼いて業務用に使っているわけでもないのです。休日に煎茶用のお湯を炭火で沸かしたり、野菜を焼いたりするだけなので火持ちはそれほど必要ありません。長時間使うときは炭を追加すればこと足ります。
以前日本産の炭を買ったお店に行くと、今はインドネシアのマングローブなどを原料とした外国産の炭しか置いていないということでした。海のマングローブを伐採するのは生態系保護から歓迎できません。日本人の炭焼きは楢の木を根こそぎ切らないで、地面から数十センチ上を伐採して森林がすぐに再生できるようにしています。またマングローブを原料にしたものは、残留塩分も気になります。残った灰を循環型家庭菜園に投入するからです。でも日本産の炭を取り寄せてくれるということでした。2週間後電話すると、岩手産でよろしいですかと歯切れが悪いのです。余計なことを言いたくない雰囲気でした。こちらも残留セシウムなどが頭に浮かびましたが、以前買ったのも東北産だったと岩手産を了解しました。日本産が使いやすいのは七輪で使いやすいように短く切りそろえています。写真右の隣国産の備長炭をハンマーで砕いたり、のこぎりで短くするのはほとほと疲れました。日本産の炭は菊花の割れ目にくさびやマイナスドライバーで簡単に割れて小さくできるのです。要するに東北産は七輪用で外国産は夏の野外バーベキュウ用なのです。
岩手の切り炭、菊花炭、大いに歓迎します。6kg2000円ちょっとでした。10kg3000円になるでしょうか。安いと思います。

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