
ペットボトルの回収ボックスをスーパーで見つけた時は本当にラッキーでした。今もそうですが、その頃は市役所のペットボトル回収日は月2回でした。6畳一間の昭和30年築のアパートに住んでいた住環境では2リットル名水のペットボトルはあまりにも大きすぎた。中に水が入っている分にはまだ我慢が出来たが空のペットボトルを足に引っ掛けカランコロンの音を聞くと情けなくなった。回収ボックス設置によりその大きなゴミが月2回の回収日を待たずに6畳一間から消えるのです。空いたスペースは名水入りの予備のペットボトルに置き換えられたのです。スーパーも小さいマンション、賃貸文化住宅住人の2リットル名水のペットボトルの事情を知ってなんとか来店数を増やすために回収ボックスを設置したと思われます。ラベルはがし、押しつぶして体積を減らせる、ペットボトルを網袋などに移して回収ボックスのスペースを作るなどかなりの維持管理費がかかったと思います。それでも来店数増加のためと耐えたのでしょう。これに刺激を受けたのか近くの2軒のスーパーも競うように回収ボックスを設置しました。
家を購入してからスーパー設置の回収ボックスのありがたみがかなり薄れました。空のペットボトルは空き部屋に一時保存すればこと足りるからです。最近こんなことを考えています。資源リサイクル運動の推進で税制の後押し、石油高騰で純度が高い空の透明ペットボトルは買い上げ価格が上がったのではないか。最初の感謝を忘れて商品を買って儲けさせ空のペットボトルも献上してさらに儲けさせているのではないかとなんとく不公平感を持ち始めている現在です。回収ボックスも最初は入口においていました。回収ボックスの背面は大きなガラスでそこからはレジが見えました。回収ボックスは店員からも見える場所にあったのですが、最近は店員から見えない駐車場の近くに移動させさらに利用しやすくなっています。蓋をつけたままのペットボトル、つぶさないラベル付きのペットボトルで回収ボックスはすぐに満杯になります。それでも来店客の車を誘導するガードマンが知らせるのか3つの回収ボックスが満杯になる前に回収ボックスを空にしてくれています。ますますペットボトル回収ボックスは儲かるのかなとの思いが強まってきました。そこでペットボトルリサイクル再利用の受益者はまずは自分がと、ペットボトルの透明性を利用して生け花の水管理を実践しています。毎日交換するより2リットルの水資源の節約になります。回収ボックスに入れる前にペットボトルをリサイクル再利用する(生け花は蕾を買います)


生け花は菊にしろカサブランカでもつぼみで買います。それの方が持ち帰り時に花を痛めません。開花から枯れるまで長く楽しんでもらえます。水を濁らせなければ真冬なら大菊で一か月はもちます。毎日水を換えることが出来たらいいのですが、それでも花瓶の内側に付いた微生物まで毎日ブラシで落とす人はいないでしょう。カサブランカは開化の瞬間に最高に香りを放出します。帰宅すると匂いで開花したのがわかります。
自分でつぼみから咲かした花は愛着もわきます。再利用したペットボトルは汚れが目立たないうちに早目にスーパーの回収ボックスに返します。スーパーも大変です。近くに3軒もあるのです。ペットボトルが汚れているからと回収を断れば他店に逃げられかねないのです。便利の良い駅の近くに住むのはありがたいことです。
とりあえず土瓶蒸しにします。土瓶蒸しは経験ありません。カツオの厚削りと奮発した羅臼昆布です。少し千切って口に入れましたが後味まで甘い。贅沢な昆布は贅沢なキノコに合いそうです。
昆布とカツオ、みそ汁用のスープ少々の元のだし汁です。脱化学調味料主義で化学調味料、だしの素、昆布茶など市販の調味料は入れていません。昆布の塩分が上品な塩味を演出しています。
三つ葉とマツタケ一本を土瓶に入れました。深底の鍋に入れて20分ほど蒸しました。
蒸しあがりです。ダシの色はマツタケからのエキスもあるのか写真よりも濃くなっていました。元のダシはカツオが本物だったのか結構な酸味があり好みでした。この松茸を入れたダシはもっと酸味がきいていてさらにおいしかった。ただマツタケの香りが全くしません。この松茸が日本産なのか外国産なのか見た目では区別がつきません。次回は別の県のブランドにしようと思う。食感も郷里のマツタケはもっと弾力があった気がする。たまたま今回に限りこの松茸だけがが悪かったかもしれない。原因は産地より商人か料理方法にありそうな気がする。


