2011年07月17日 日曜 家庭園芸のコーナーで1本の大玉トマトが売れ残っていた。苗は長さ30cmほどで、植付けの時期が2ヶ月ほど過ぎているのはわかっていました。梅雨はとうに明けており明けの猛暑のせいか先端部分しか葉っぱがなく、時期的に考えてもあと1週間で処分されるのは当然予想される運命でした。なんだか売れない買い取り手がいないペットショップの犬や猫を見ている気になったのです。このままでは可哀そうでなないか。幸い今年は里芋栽培をやめて家庭菜園は遊ばしている。何かの縁と考えてその一本を買いました。2ヶ月経った9月2mほどに成長しました。また茎だけが大きくなりろくな実をつけないだろうと自分で植えたにもかかわらず注目もしていなかった。7月に植えてまともな大玉が出来るとはとても期待ができないのです。これまでのように黄色い花が咲いてすぐに落ちるだろう。実を付けてもピンポン玉程度で霜か初雪で苗が枯れてしまうのが落ち程度に考えていた。
少しピンボケしていますが、これが最下段最初に付けた実です。大きさはピンポン玉より小さく成長が止まりました。出来が悪い売れ残りを買ったのだから当然と期待していなかった分、損をしたという感覚はなかった。茎が2m以上に育っただけで満足していたのです。10月に入りもうひとつ見つけたのです。これが中断の大玉トマトです。右の赤い丸は絶縁テープです。このトマトが店で売っているトマトと同じ大きさに育ったという証拠品です。トマト栽培のプロである農家でも大玉トマトは難しいそうです。たった一つでも落ち葉堆肥が起した奇跡の証拠品のような気がしてきました。
3枚目の写真はトマトの一番高い位置に同じ枝から出た3個の実です。大きさはピンポン玉より一回り大きい程度です。同じ枝から3個は時期的には無理だろう。残り2つのトマトのために真ん中の大豆程度の青いトマトを除去したのです。糖度を知りたくなり吐き出す体制のまま口に入れました。渋くて苦いと先入観を持ったまま噛みました。信じられないことに濃い甘みがありました。落ち葉堆肥を入れてから3年目ですが、ケヤキの落ち葉堆肥の奇跡としか考えられません。最下段のトマトも上段の実のために撤果して食べる予定です。
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