2013年4月下旬のジャガイモのためのボカシを用意しました。ボカシは風呂おけで製造していますが、毎週果物の皮、木灰で乾燥させた茶葉、野菜くずが投入されています。これはいつも発酵途上の実完熟な堆肥が風呂おけの中には存在するということです。このひょうたん型の水槽には昨年の秋に風呂桶から移したのです。これには半年前昨年秋から新しい堆肥の原料が投入されてなく、菜園の土を加えて完熟させたボカシです。勿論、家畜糞尿、米ぬか、油かすなど有機肥料は最初から全く入っていません。ひょうたん型水槽の中の秘伝のボカシには発酵途上の匂いはなく無臭です。硝酸態窒素がないという状態です。完熟したボカシだからです。
長雨の前日ジャガイモの周囲にボカシを細かくして蒔きました。
全株にまんべんなく蒔きました。黒いのがボカシです。このボカシ投入が失敗だったのです。
注意深く観察すると、とんでもないのが見つかりました。昨年暮れチマサンシュのつぼみを見つけたのと同じです。チマサンシュのつぼみは葉物の収穫終了を意味しましたが、ジャガイモの場合はこれから地下茎、ジャガ芋ができるそうです。昨年里芋の白い病気は放置すれば治るとアドバイスくれた近所のおばあさんが通りかかりまたアドバイスをくれたのです。ジャガイモの花が咲くとボカシなど肥料っぽいのは上げてはいけない。収穫が減るとのことでした。環境が厳しいから子孫を残そうとするのです。全く理にかなったアドバイスでした。しかし記録はないですが開花は毎年連休明けと思い込んでいましたので連休明けに開花を注意しておこうくらいの感覚でした。しかしつぼみを見つけた以上ボカシ投入はこれが最後です。本当はこのボカシを取り消したいのですが蒔いた以上回収は困難です。地上部が25cm程度で花が咲くのでしょうか。咲いたのは事実ですが。
男爵の本場、北海道美瑛ではジャガイモの開化の時期は7月中旬とか。3月24日ジャガイモの発芽確認、そして4週間後の4月20日の写真がこれです。発芽後4週間で蕾を付けるとは早熟過ぎます。根を伸ばしても伸ばしても肥料にたどりつけない無肥料栽培です。ジャガイモも異変に気が付き早く子孫を残さないと大変なことになるとか危機感を持ったのでしょう。ひょっとすると6年にわたるナス科ジャガイモの連作障害で植物ホルモンの異常をきたしたのかもしれない。例年より2週間早い開花は連作障害ぐらいしか理由が見つかりません。ジャガイモは4月5月と二ヶ月つまり実質8週間で地上部の寿命を終えます。8週間のうちの開花が2週間早まるのは大変なことです。
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