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2011年12月19日月曜日

床に置く移動式の包丁立てを作りました(横のものを縦に)

 この段ボールには富裕柿が入っていました。このまま当然捨てるべきでしょうが、包丁を置いてしまったのです。最初は1本だけでしたが3本置けることに気がついたのです。
 幅がちょうどよく無精者にはこたえられません。畳の上の手が届くところに置いて果物をむくときいつでも使えるのです。しかし今日気がついたのです。もし踏んだりすれば大けがをするのではないか。天然砥石で研ぎあげた繊細な刃がとなりの包丁の背に当たり、刃を痛めるのではないか。金属で刃先を痛めると修正が大変だとか心配事が増えました。横に置かれた3本の包丁を眺めているときに「横のものを縦に」というアイデアが浮かんだのです。早くも朝のお墓参りの験があったのです。
 テープで段ボールを補強して、両端に刃先と柄の分の切れ込みを入れました。
横のものを縦にして包丁立ては完成です。これなら踏んでも大けがはしないでしょう。刃さきを痛めることもないでしょう。包丁は座ったまま手が届くところにあり続けます。すべて円満解決です。

2011年10月22日土曜日

南側が道路になっている南向きの窓辺に置いたトマトは、一週間で赤くなりました

 南向きの窓辺に置いて日光に当てると、一週間で大玉トマトの色が白から赤に変わりました。白いまま収穫したのは正解でした。大玉トマト全体の負荷を確実に減らせたからです。大玉トマトも子孫を残したいでしょうから次の青いトマトを早く大きくして完熟させようとするでしょう。食事情が悪い国ほど多産で幼児期に死亡率が高いのと関係があるのかもしれません。
大玉トマトに包丁を入れました。研いだばかりでしたが引いて切った感じが少し硬いようです。
 花があった方向から包丁を入れましたが、最後に軸のところでさらに抵抗を感じた。青○の部分です。よく見るとこの大玉トマトに養分を供給していた部分が空洞になっています。水分が南向き窓の日光で蒸発して枯れた状態になっていたのです。硬いはずです。それでも勝負砥石で研いだ切れ味は枯れたほぞを上回り刃こぼれもしないでスパッと切れたのです。大玉トマトの味のほうは歯ごたえがあり幼児のころ初めて食べたトマトの香りがしました。酸味より甘みが強く水っぽい市販のトマトとは別物と断言できました。濃厚なトマトでした。改めて野菜くずを自家製肥料にした循環型菜園のすごさを味わいました。2階から撮ったトマトの写真です。今日数えると大玉トマト予備軍が6個ありました。早く白く大きくなあれ。霜が来る前に。

2011年8月21日日曜日

数万円分の粉を出して勝負砥石がよみがえった(天然仕上げ砥石に厚みがある理由)


  以前砥石のゴミを取るためにさらえまか: 平面研ぎをすると仕上げ砥石が当たります(天然砥石の宿命)でご紹介したように、当たる砥石の大きなゴミを除去しました。歯医者さんが虫歯を削るように除去は出来たのですが結果、大きな穴が残ったのです。直径1cmもありきめの細かい仕上げ砥石を使うとき今度は刃先が大きな穴を通過する時少しあたり異音がするようになったのでした。根本的な解決は穴の深さの分だけ砥石をすり減らすことです。それは大きな2つの懸念があります。タダでさえあまり厚くない勝負砥石が3mmほど薄くなります。また新たなもっと大きな砥石のゴミが現れてくるかも知れないのです。ここは運勢の吉日を選んで砥石の全面ををすり減らすことで砥石の穴もすり減らすことにしました。
用意した道具は、廃材をリサイクルした作業台、値段が一番安い人造の荒砥石です。廃材をリサイクルした作業台の上に新聞紙を敷き、かんなを止める止め木で勝負砥石を固定します。それから30分ほど青色の荒砥石でひたすら穴のあいた面を削りました。勝負砥石の値段から計算すると数万円の粉を出して大きな穴がなくなりました。もったいなかった・・・・・・・・・。
          
 上の写真の水色の輪の中にあるのが穴が消えた跡です。少し勝負砥石にシミが残っていますが、これ以上最上の仕上げ砥石を包丁を研ぐ以外で削るのは忍びなくここで荒砥石で削るのを中止しました。この勝負砥石のシミはこの上にあった砥石のゴミの終わりのシミなのか、この面より下にあるかもしれない大きな砥石のゴミの始まりのシミなのか神のみぞ知るものでしょう。上にあった砥石のゴミの終わりのシミであってほしいものです。2011_08_21現在、終わりのシミらしくだんだん薄くなっておりほとんど見えません。両手四直紋が幸運をくれたのかもしれません。

2009年2月1日日曜日

平面研ぎをすると仕上げ砥石が当たります(天然砥石の宿命)

 砥石が当たりますとは懸賞ではありません。当たるとは違和感です。ゲレンデスキーで雪面がブッシュなどでごく小さく茶色になっている部分があります。スキーがそこを通過するときに感じる違和感といえばお分かりでしょうか。以前かんな(当然平面研ぎ)を研いだときなんかおかしいと感じたのですがあれから半年経って大きくなりさらに悪化していました。新しく買ったぺティナイフ感覚の薄刃を仕上げに当てるとジィージッと地を引きます。ジィージッは刃先を抑える左手に伝わる感覚は適度な刺激で悪くはありませんが、頭の中では悪い刃が出来つつあるでよくないのです。かんな刃を研いだときには地を引くまでは悪化していませんでした。これまでの包丁のハマグリ刃を当てるとこつんとした当たりがほとんど分からないのですが。面的により神経を集中させる平面砥ぎは奥が深い。当たる原因はわかっています。
この二つの砥石のゴミを拡大したのが下の2枚です。
天然砥石のゴミはどんな高価な天然砥石でも避けることができない宿命です。購入時わかるのは表面だけです。中にどんな爆弾が隠れているか神様のみぞ知るでしょうか。ハマグリ刃だけを研いでいた今まではゴミを取る気がしなかったのですが、きちんとした平面研ぎをしようとすれば放置できなくなりました。回転数を自由に変えられるドリルとドリルの刃先を用意します。ステンレスでも穴をあけられる少し高いドリルです。ドリルの刃は砥石を削ればもう使い物にならないのを覚悟しました。
ドリルの刃先はすぐに切れなくなり江戸明治時代の歯医者さんのように小さいタガネでゴミを取りました。木槌を使うと衝撃で砥石が割れるかも知れません。今の給料では手が届かない仕上砥石なのです。手の力だけでタガネを使って慎重にゴミをえぐりだしました。虫歯もドリルでなく歯医者さんの手で取ってくれたらあんなに痛くならないのですが、治療費がかさみます。中でゴミは広がっており穴は大きくなりました。

 ゴミを取った後ぺティナイフ感覚の鎌形薄葉を研いでみました。研ぎ汁は以前と同じにでます。しかし除去したあとの穴が大きい。最悪の場合購入した京都の砥石店で5mmほど削ってもらわなくなるかも知れません。そうなればサラリーも薄い上にお気に入りの砥石も薄くなりさびしい限りです。ハマグリ刃と砥面は線で接しています。対して平面刃と砥面は面で接しているのです。デリケートさが違うのです。

2009年1月23日金曜日

4年ぶりに新しい包丁を買いました(和包丁も適材適所ならぬ適材適丁)

 和包丁にはそば切り、鱧の骨切り、ウナギなどに代表される食材専用の包丁があります。テレビによく出てくるのはマグロ解体用の包丁でしょうか。日本人が器用といっても中華のように一本の包丁で肉、野菜、麺、魚など何でも料理しようとはしません。和包丁が食材に歩み寄った結果、ある食材専用の包丁へと進化させたのです。包丁が食材に歩み寄ることでより効率的に手の込んだ調理ができるようになりました。皮を残して硬い小骨だけを切って食べやすくしたハモ骨切り包丁はお客にもてなしの心が伝わる繊細なハモ料理を提供できるようになりました。包丁が食材に歩み寄った京料理を代表する一品です。

 私も一応和包丁3点セット出刃、刺身、菜切りと3種を持っています。刺身が嫌いなので出刃、刺身はほとんど使わないでもっぱら菜切りの片刃と黒い中華包丁のような菜切りを使っています。
 今回買ったのは片刃の菜切り包丁ですが、もっと短い小さいサイズです。菜切り包丁は大根のかつらむき、ハクサイなど大きい野菜を切るために刃渡り18cm以上の長い刃先があります。そんな刃先全部を使った料理は年に数えるほどです。毎日使うのは柿、リンゴなど果物の皮むきです。下の写真は刃渡り18cmの菜切り包丁ですが、皮むきに使っているのは赤線で囲んだ部分です。これでは効率が悪い、手元の少しの部分が摩耗したために研いで包丁全体をすり減らしているようなものです。ぺティナイフのような和包丁があった方がいいと欲しくなりました。





 下が本刃付けをしていない自前の砥石を当てていない買った包丁の裏です。緑の線の部分に裏押しが全くありません。表ではコンマ1ミリほど刃先を飛ばしています。実際この緑の線以上に研ぎこまないとよい刃金が出てきません。

 従来の包丁とニュー包丁を並べました。右の長いのは刃渡り17.5cmで買った包丁は13.5cmと4cm短いだけですが研ぎよいし厚みがなく軽いのでとても楽に自由に動かせます。全く別種の道具のようです。それに刃金、青紙2号ですが幅が広いのも気に入ってます。しのぎと刃先の幅の半分近くが刃金です。

このお店ではこの店頭に飾っている状態から板前さんの砥ぎの先生である店主が本刃付けをしてくれます。当日も数本の和包丁を布の袋に入れた調理師らしき人が晴れ晴れとした笑顔で店主にありがとうございましたと礼を言ってお店を出て行きました。研ぎ技術の何かを得たようです。本刃付けは考えがあるので自分でしますと断りました。店主に任せるとハマグリ刃をつけるからです。料理に使うなら同然ですが。反対意見を何もおっしゃらなかったのが気分を良くしました。とても人のよい方なのです。白紙1号本焼き包丁を買うときはとても硬い、とぎ汁が出ないからやめた方がよいと言われました。「白紙1号本焼き包丁は滅多に買ってくれない包丁で鍛冶職人も大喜びするからありがたいお話なのですが」と私のプライドを気遣って小さい声で言いました。自分が持っていた青2の本焼き包丁を見せるとようやく、これなら白紙1号も研げるでしょうと賛成してくれました。

2009年1月1日木曜日

お正月用桐のまな板のリサイクル再生完了 容量オーバー

より繊細な画像をご提供したいために、写真を24ビットで保存しました。1枚2Mビットで5枚で10Mとなり容量の8メガをオーバーします。1ページに収まらなくなり2ページ構成となりました。とにかく2枚の桐のまな板はそれぞれ裏表ともお正月を迎える準備が整いました。
 削った直後の2枚のまな板の表面は光の加減もありましょうが光り輝いています。私のかんな掛けの技量は名人の域に達しているようです。だと考えれば幸せなのですがそうではありません。かんなを使ったのは3度目で昨年カツオ削り器でまな板を削るまでかんなを使った記憶がないのです。ではかんなの刃が名品なのでしょうか。<大工道具のかんなを買った理由>このブログにも書いているように、2400円のかんなで外国人が作り安物の鋼で油で焼き入れしたかんな刃です。どう考えてもおもちゃに毛の生えた程度のかんなです。それではかんなの刃を砥ぐ私の技量が優れていたのでしょうか。残念ながらかんなの刃を研いだのは2度目です。私にかんなの刃を砥ぐ技量と言えるほどのものがあるはずがない。刃物の切れ味を決定づけるのはその刃物に最後に当てた仕上砥石の能力です。まな板を光らせている犯人は下の写真の仕上砥石です。世界一キメが細かいと評判の京都の中山砥石です。その砥石店のお客の個人客のほとんどが宮大工か木を加工する彫刻家だそうです。 料理人は来ないそうです。世界最古とかいう法隆寺のギリシャ宮殿のように中央が膨らんだ木の柱は1000年の風雪に耐えています。材料のヒノキの優秀さもあるでしょうが、柱の表面を削った槍かんなの刃が1000年持たせているとも言えるでしょう。その槍かんなの刃を研いだのは、東大寺の仁王象を作った鑿を研いだのも京都産の仕上砥石です。

 現在物を作る機械を作るために金属を削る工作機械をマザーマシンと呼ばれています。古代から木でできた柱、板や眠り猫などの彫刻を加工したのは鉋や鑿です。かんなやのみはツール道具です。その道具を作ったり切れなくなった道具を再生リサイクルする道具をマザーマシンに因んでマザーツールと呼ぶのはどうでしょうか。

2007年7月12日木曜日

天然砥石との出会い

○○の砥石店で見かけた皮付きの深緑の砥石

価格は1万円でしたが、表面に数箇所赤いゴミがあり
裏がでこぼこ(砥石の皮)で
砥石台に乗せれるようにするまで半日かかりました。
研ぎ面の数箇所のゴミはカッターナイフでえぐりとりました。
○○の砥石店主のお話ではよいものらしいのですが
裏が凸凹で悪いのと赤いゴミで売れなくて価格を下げたそうです。
産地(山)はわからないとのことでした。

それまで仕上げはキングの8000番を使っていました。
研ぎ方は表を完全な平面にしていました。
砥石にくっついて離れなくなるまで、仕上げます。
キングの8000番はサクサクと黒い研ぎ汁が出ます。
研ぎ味が大変いいのです。

それに砥石にくっついて離れなくなると本焼きなら
完全なゆがみのない鏡面になります。
砥面にくっつく前のフアフア感が好きでした。

今では1万円の緑色の砥石は高雄山と確信しています。
確かにもう一つのネットで2万円で購入した高雄山の
ものよりきめが細かいのです。
確かにいいものです。あの砥石屋は嘘を言わなかった。

ゴムの砥石台にセットして刃渡り20cmの柳包丁をこすりました。
30回ほど往復したでしょうか、カスミの刃金の部分を見ましたが、
がっかりしました。

高雄山に当てる前は鏡面だったのにすりガラスのように曇っています。
安物買いの銭失いとはこのことよと自嘲と後悔でした。

スーパーの閉店直前に半値に下がった黒マグロの切り身がありました。
魚の中では一番柔らかい(薄く切りにくい)身と思います。
それで試し切りをすると、これまでどんなに頑張っても
厚さ5ミリまでしか出来ませんでしたが、2ミリ3ミリまで切れるのです。
本当に驚きました。
薄く切りたいのは、本当は刺身が嫌いなのです。
薄くして生姜醤油をたっぷりかけます
最近健康のためと考え食べるようにしています。
そこで刃先のチェックをしました。

キング8000で仕上げ人差し指で刃先を裏面から押さえますと、
ゴムを押さえたように、刃先がグニャリと曲がります。
反射光の加減でそう見えます。
おまけに未練たらしく銀紙のように薄くなったピラピラが
刃先に付いています。
(自分ひとりの包丁なので、糸引き刃の処理はしていません)

擦りガラスの刃金にはピラピラは全くありませんでした。
完全にそぎ落とされているようです。
30回ほど研いで以前より刃先が薄くなっているはずなのに
同じ力で押しても曲がらないのです。しゃんとしていました。
刃先が硬くなりその分上手く力が切り身に伝わり薄く切れたんだと
考えました。天然砥石にはまったのはそれからでした。

人造は研ぎ味、研磨力、刃の艶何れも天然に勝っています。
私は天然砥石の擦りガラスのように濁った光具合が
深みのある輝きとは思えません。
ただ肝心の切れ味が断然劣ります。