2008年7月5日土曜日

大工道具のかんなを買った理由

ホームセンタでかんなを買いました。左の二枚刃のかんなが今回買ったものです。右の一枚刃のかんなは鰹節削り器のかんなです。吸い込まれるように買い物かごに入れたのは写真をクリック後拡大すれば(XP VISTAのみ拡大できます)わかりますが二枚刃のかんなの刃のはずし方が書いています。「鉋刃の出し方・抜き方」と説明文が付いています。長い間大工でもなくあまり常識もありませんので2枚刃の鉋刃の出し方・抜き方がわかりませんでした。すぐにやってみようと購入しました。2400円だったと思います。


さっそく書いているようにするとかんな台から抜けました。長年の疑問が解けて出費のことは埋め合わせました。まずは青砥で研ぎます。刃の下の緑色の泥が付いたのは青砥の研ぎ面です。左が今回購入分です。右の刃は鰹削り器の刃です。右の刃は自分で研いでいるので光っています。




仕上げ砥石を当てました。この刃は表を研ぐ時長くてバランスが悪く研ぎにくいです。こんな長いかんなの刃ってあるのでしょうか。


上の鰹削り器の刃もついでに砥ぎました。かんなは平面砥ぎですので、何とか仕上げ砥石に表をくっつけて刃を持ち上げると砥石も持ち上がるようにしようとしたのですが、うまくいきませんでした。薄刃包丁と人造の仕上げ砥石ではできたのですが。包丁に比べて表刃の面積も狭く砥石にくっつけるのは難しそうです。

台からのはずし方がわかったのはいいのですがこのかんなは欠陥品です。左の写真を見てください。刃の裏面を写しています。刃先と刃の周囲は同一平面上にあるはずなのですが、そうではないのです。刃先に平面の砥石があたらない箇所があります。また右下に無数のバリがあり青砥や仕上げ砥石を傷つけました。商品としてはとんでもない鉋でした。鰹削り器の刃の方は長さにバランスが取れており左右対称となっています。10年以上前に買いましたが日本製でしょう。 台に刃をセットして切れ味を見ました。以前「まな板のリサイクル」で投稿した桐のまな板を削りました。削りカスも切れ目なく前回よりいい感じです。

この鉋を買った理由ですがまな板を削る以外に、漬物樽のフタを削って漬物樽にぴったり合わせるためです。普通の方は家の修理など日曜大工のために鉋を買うのでしょうが、おいしい物を食べたいために鉋を買いました。





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