冬なのに暑いと感じて診察室に行くと「その白線に沿って歩いてください」数歩白線の上を歩いたつもりが「インフルエンザです。すぐにタクシーで帰宅して下さい。電車は危険です。帰宅は健康管理医としての業務命令です。同僚を感染させてはいけません。」そんなわけで対症療法の薬で自宅でインフルエンザの治療に専念することになりました。20代後半の頃です。治療に専念するといっても薬を飲んで寝るだけです。処方していただいた薬を飲むと眠くなりました。床に就くと背骨が痙攣するようにガクガクとなり天井を見ているとまだ日の高いお昼なのに夕方のように視界が暗くなりました。奥歯が鳴るように震えこのまま眠ると二度と目覚めないかもしれないと怖くなった。それから三日三晩食事とトイレ以外は眠り続けました。それまで、今までもそうでしたがどんなに疲れていても睡眠は12時間が限度です。それ以上は寝れないのですがこのときばかりは三日72時間以上連続して眠れました。本当に体の具合が悪い時はいつまでも寝れるものです。そして更に具合が悪いときは永遠の眠りにつくのでしょう。水が飲みたいと目を覚ました時は敷布団とその下マットレスまで汗で濡れていました。そして水が飲みたくて仕方がなかったのです。起きてから半日ほどとても爽快な気分です。体が免疫がウイルスに勝ったのだ。悪い毒素は大量の汗とともに追い出したから気持ちがいいのだと納得しました。大酒の後アルコールが抜けたような爽快感の中で、高校を卒業して10年にもならないのに体力が落ちたのをしみじみ感じた。通学の帰路、見覚えのある場所で立ち止まると朝登校時に咳をして鼻をかんだのを思い出したのでした。朝咳や熱があっても昼には治っていました。風邪は学校で治していました。それが視界が暗くなるようなインフルエンザにかかるほど体力が落ちていたのです。その後これほどひどくはありませんでしたが、二三年に一度のペースでインフルエンザをもらっていました。どうしたものかといろいろ考えました。アフリカ東部で発見された原人ルーシー、アダムとイブなどの祖先から代を重ねていま自分が生きているということは医師の処方箋より優れた副作用のない最高の薬を体内にあることに気が付きました。祖先の一人でも病気でなくなっていれば自分が存在しないからです。細胞は普通役割仕事があり肝臓の細胞なら生きていくために毒素などの分解をして生命維持に貢献する仕事をしています。日頃はリンパ節などに隠れて仕事もしない遊び人の生き物ですが、外敵を見つけると脳に体温を上げる命令を出し筋肉などからATPを奪い取り(背骨が痙攣したのは背筋からATPを奪い取ったのでしょう)爆発的に増殖する免疫のことです。高校生の時代はこれが強くてインフルエンザが増える前に感染した細胞を破壊したが体質が変わり撃退するまで時間がかかるから仕事を休まなければならなくなったのと思い至りました。
そこで免疫力アップの食事を試行錯誤の結果完成させたのが以下のレシピです。
材料 5品 オリーブオイル 味を良くするため岩塩 ピーマン 玉ねぎ マイタケ
これだけです。これらは年中いつでもスーパーで売っています。玉ねぎは地下の食べ物で中国風に陰陽で分ければ陰です。マイタケも日陰のキノコで陰陽で分ければ陰です。実症陽症の自分の体質を中庸にしてくれると考えました。味に関してはピーマンは苦味 玉ねぎは甘み マイタケは強い旨みと三つそろっており量の調整で自分好みに変えられる。そして大切なのはおいしいと感じるものを食べることです。まずいと思うと継続できません。青ピーマンが苦手な方は黄色や赤に変えるといいかも知れません。
ピーマン 玉ねぎ マイタケを千切りにします。要点は太さを均一にすることです。熱が均一に伝わります。ピーマンだけはアクがあるので穀物酢を入れた沸騰水で湯通しします。
穀物酢を入れた沸騰水で湯通したピーマンをパンチざるで受けてピーマンが暖かいうちにすぐにオリーブオイルを引いたフライパン(フライパンは油蒸気が上がるまで熱します)にぶちまけます。ジューと音が鳴りピーマンの水分を飛ばします。フライパンの温度がピーマン周囲の水で100度前後に下がるはずです。そこで千切りした玉ねぎを30分以上空気にさらしたのとマイタケを入れます。千切りした玉ねぎを30分以上空気にさらすと血液サラサラ効果があるそうです。 このマイタケと玉ねぎの千切りを加えることで100度前後からマイタケの旨みを出す温度60度前後に下がります。フライパンと違って本格的な中華鍋です。1mm程度の薄い鉄板を半球状に加工しています。底に溜められる余熱はほとんどありません、
岩塩で味付けして完成です。夏期も2週間に一度のペースでこれを食べるようになってからインフルエンザにかかったことはありません。ただし他の方に効果があるか、新型インフルエンザに効果があるかは保証の限りではありません。自分はこれで予防できると信じていますが。
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