2012年5月27日日曜日

無肥料栽培している大玉トマトのわき芽を見逃していました。花房から出た脇芽は紛らわしいです

大玉トマトを無肥料栽培しているので脇芽に余計な養分を取られたくありません。気を付けてみていないといつの間にかわき芽が大きくなります。癌と同じで大きくなる前に早期発見、すぐに手術でなかった手で折り取る。爪で切ったりするとばい菌が入るかもしれないので折り取ります。今朝金網越しに見ていると第二花房に脇芽を発見しました。隣町の耳鼻咽喉科A先生のように根気よく外からジーと観察して見つけたのです。発見が遅れても私の生命に関係はありません。
 念のために内側から見ました。赤丸のところが花芽とわき芽の分岐点です。中央の大玉トマトの幹と葉っぱの間から出てくる脇芽はすぐにわかるのですが、この脇芽は発見が遅れて大きくなってかなり栄養の浪費をした後発見されるパターンです。私はトマト医師の名医です。
 摘まんで折り取りました。葉っぱでなくやはり脇芽です。ついでに第2花房でしたので大玉トマトにするのは2個にしようと思います。それで不要な花は結実している花を残して除去しました。因みに最初の1段目の花房はたった一つだけのトマトを残しています。欲張らないで確実に大きなトマトを収穫したいのです。
 もう一度金網越し外から見たわき芽を除去した第2花房です。花を2本折り取った跡がカタツムリの角のように見えます。この下に結実した実を2個残しています。
こうした絶え間ない努力の結果、一番大きく成長している1段目の大玉トマトです。
何も加えていない落ち葉腐葉土から育てた完全有機栽培、油粕、鶏糞、骨粉、牛糞など市販の有機肥料断ちをしている無肥料栽培の大玉トマトです。4月4日に植え付けて50日目にこの大きさに育ちました。もう少し大きく赤くして約束した待っている人に届けたいです。昨年秋収穫した大玉トマトはスーパーで市販の大玉トマトと全く違った味がしました。甘く上品な味がしたのです。

2012年5月26日土曜日

大玉トマトの1段目花房1つまたは2つに撤果しました。びっくりするほどの成長スピードです。

大玉トマトは更に太い幹を出しています。太い部分に成長のためのエネルギーがギューとたまり時々花芽や上に向かっての成長のための目で見える栄養貯蔵所のようです。5月初めの大雨に撒いた秘伝のボカシを再投入をいつにするか悩ましいところです。間違えれば肥料過多で二度と結実しなくなるかもしれない。何も加えない落ち葉腐葉土、自然農法による落ち葉堆肥の威力これにありでしょうか。
家側の2番目に大きい大玉トマトはついに4段目の花房を付けました。秘伝のボカシ効果といえ成長が早すぎるのではと心配になりました。葉っぱ3段ごとに花芽を出すようです。
 全部撤去しようか散々悩んだ末ついに1段目のトマトを1つまたは2つを残すことにしました。
    これは真ん中の大玉トマトの1段目の果実です。4個結実していましたが一つだけ残しました。
           
 一つだけ残した1段目です。
実の間隔があったので1本だけ2つ残しました。1段目は合計4本となりました。無事大きくなってきました。3本の大玉トマトたちよ。1本のトマトの間引きという犠牲の上に今の繁栄があるということを忘れないでほしい。そんなことを押し付けるのはトマトには無理かな。ある程度大きくなって白くなれば収穫して南向きの窓際で赤くするつもりです。

2012年5月20日日曜日

ジャガイモ4年連続の連作中です。ジャガイモの収穫前の全景です

 3月に植え付けたジャガイモも4月に発芽、そしてあと10日ほどで6月収穫期を迎えます。ジャガイモほど効率がよい主食可能な作物はないでしょう。お米は6月田植えで10月収穫ですから夏の貴重な時期5カ月かかります。ジャガイモは春先の2カ月ですから、日照が強い6月以降は里芋と畑の二毛作が可能です。写真ですが今年は落ち葉腐葉土を昨秋入れたこともあり、張り切って丁寧に竹の支柱を立てました。ジャガイモ株もとの盛り土も4月から2度も行いました。十分な手入れをしたのですが。やはり先日の霰が降ったような大粒の雨と20m近い強風でジャガイモが倒れたのです。最後の写真には倒れたジャガイモを紐で持ち上げましたのが写っています。因みに手前の背が高いジャガイモの茎の下に1年熟成した松葉堆肥を多く入れています。松葉堆肥関連のジャガイモです。
水道のカルキ抜きのために汲み置きの水です。出来るだけ天水と同じ水にしたいと思って汲み置きをしています。
左手が南側でアスファルト道路の一部が写っています。バケツの付近は禁断の落ち葉、イチョウ、サクラ、クスを熟成中の落ち葉の塊です。秋には左右の畝に混ぜ込みます。左手のトマトは昨年と2年連続大玉トマト連作です。そして左手の畝には今年はトマトですが昨年まで3年連続のジャガイモの連作です。右手は4年連続のジャガイモの連作記録を更新中です。どちらもナス科としては4年連作中です。今のところは奇跡的に見た限り連作障害はないようです。落ち葉堆肥を切り返さない、米ぬか、鶏糞、アブラカスなど何も加えない、ほったらかしの落ち葉堆肥、1年何もしない落ち葉腐葉土は連作障害を乗り越えたようです。

2012年5月19日土曜日

大玉トマトに関して重大な決断(間引き)をしました 4本から3本体制で

左から2番目の大玉トマトが支柱だけを残してなくなりました。生育が一番遅れていたのです。他の3本はすでに2段目の花芽を出し開花した1段目の付け根が太くなってきました。受粉に成功して結実が始まる予兆です。2番目の大玉トマトはボカシによる幹プックリはありましたが全体的に細く、花芽はありませんでした。植え付けた4月4日には同じ大きさの苗だったのにいつから差がついたのでしょう。初めの計画では3本植えつつもりでしたが、1本は予備の予定でした。可哀そうですが今こそ(5月14日月)間引きのチャンスでこれ以上放置して花芽が出たりすれば決断できなくなる気がしました。間引くことによって日光もお隣の2本により当たるようになり、土の中の肥料も分配される。風通しも良くなる。なんだか良いことばかりの気がしてきました。
もう萎れていますが昨日間引いた大玉トマトです。根を見てなぜ生育が遅れたのかがわかりました。もともとポットにあった根が1本しか広がっていません。根は同じナス科ジャガイモにそっくりです。上からではわからない根が十分張っていなかったのです。根が張らない理由はそうですね。このしおれたトマトの下は畝と畝の間で昨年秋ビニール袋50袋分の大量の落ち葉です。現在腐葉土になるために熟成中です。表面は植物の発芽や成長阻害物質を含むイチョウ、桜の落ち葉 クスの葉 ケヤキに混じった松葉です。こうした落ち葉の邪悪な毒素にやられたのでしょう。特に少し混ぜ込んだ松葉堆肥 松葉腐葉土が原因で1本の大玉トマトの成長を遅らせたのでしょう。他のプログの言いつけを守らなかったのがいけないのでしょう。禁じられた落ち葉を菜園に入れたのが原因です。

2012年5月13日日曜日

大玉トマトの幹ぷっくり。昨年秋の大玉トマト収穫の再現に近付きました

2012年4月4日に大玉トマトを植え付けました
2012年4月29日 トマトは大きく育ちついに先端に花芽を付けました。
そして5月12日一段目の花が黄色に開花していました。さらに新たな先端部に2段目のつぼみを見つけたのです。5月に入って体感的には寒の戻りを感じられる今日この頃ですが大玉トマトは陽春のスィッチがオンのままです。そして4本の苗に共通点を発見したのです。4本揃って幹ぷっくりです。
 途中から太い幹が出たのは さらえまか: 大玉トマト複数結実の総括。大玉トマト収穫6個の秘訣は ...
でも最後の写真で撮影されています。同じように赤枠で囲った部分が幹が急に太くなった部分です。幹が急に太ったのは、2012年4月29日に初めて先端に花芽を発見してからすぐに春の長雨の天気予報がありました。大切な1番花芽を結実させたいと昨年秋の再現を試しみました。そうです春の大雨、長雨のチャンスを生かして秘伝のボカシを投入したのです。

           
バケツに保存しているボカシをすり鉢に入れました。

            
 すり鉢に入れたボカシを春雨にも解けるように細かく擦り込みました。そして長雨予報の前夜大玉トマトの周囲にバラまいたのです。ぷっくり膨れた幹はベトナム密林の沈香のように虫が入っているわけではありません。栄養状態が急に良くなって太くなったのです。時期的に幹が膨らんだのと秘伝のボカシ投入、長雨の時期と一致します。幹のふくらみとボカシ投入の因果関係ありの証拠に4本例外なく幹ぷっくりです。
 2番目の大玉トマトの育ちが悪いのです。残り3本は2段に花芽を付けていますがこれだけは幹も細く幹ぷっくりは出てますが、花芽はやがて付けるでしょうが今はありません。もともと4本のうち1本は予備の大玉トマトでこのまま花芽を付けなければ抜いてもいいのですが可哀そうで、フンギリがつきません。
菜園から見て右端は一番の大株で、幹プックリも遠目にもわかります。ところで昨年最後の私のプログを見てくれた人が、我が循環型菜園で採れた大玉トマトを食べてみたいとおっしゃってくれる方がいます。南側が道路の窓際に置いただけで芯まで赤くなった大玉トマトに興味をもたれたようです。今年夏に大玉トマト結実に昨年と同じように成功したら収穫したトマトを下さい。上げますと約束したのです。もし1番花芽を結実させれば、いち早く届けられます。なんにせよ秘伝のボカシが効いて成長が促進された事実は、大玉トマトを約束通り届けられるのことに一歩確実に近付いたようです。約束が守れそうなのでとてもうれしいです。約束も自分が管理している所有物なら確実に譲れますが、自然相手のトマトのような収穫物は確実性がないので少しプレッシャーがありました。釣れたら魚を上げるようなものです。
 あと心配なのは害虫です。しかしここ3年ほど無肥料です。毎年投入の青草、木灰、4年前のケヤキの落ち葉の腐葉土の残り以外、骨粉 油粕 化成など以前よく撒いていた人工の肥料断ちをしています。骨粉 油粕はどうも害虫を呼ぶようです。そして幹ばかり太らせ肝心の果実を付けないようです。3年の肥料断ちと無肥料栽培で害虫が寄り付かなければいいのですが、万が一蟻さんがアブラムシでも呼んできたら、毒性の弱い消毒を散布します。収穫したトマトを受け取る人も甘いのを期待しているでしょうからやはり甘くなってほしい。まだ気が早いかな。

2012年5月1日火曜日

土の中では死闘が行われています ジャガイモの根VS松葉

下側がこの冬に集めた松葉です。上中央の白いひものようなものがジャガイモの根です。この松葉の先端部のとげがジャガイモの根を傷つけると言うなら(松葉の先端の針は野菜作物の根を傷つける)現在ジャガイモは成長の中におり根は分裂でどんどん本数を増やしています。松葉の先端の針でどんどん傷つけられてもそれに倍する新たな根で土の中に広がっています。昔の生物学者がヒトデの幼虫にバラのトゲを刺したところ大きなマクロファージがバラのトゲを包み込んでしまった。その大きな細胞は明らかな異物を認識して排除しようとしている。有名な免疫の発見エピソードです。マクロファージは戦闘専門の細胞ですが、ジャガイモの根にはそんなものはない。傷つけられた根は放置してそれに倍する根を生産するだけでしょう。松葉に傷つけられた根の屍を乗り越えて新しい根が成長する。幸い松葉の先端がどれほど凶悪で凶暴でもエネルギー源である松の木から切り離されているのである。親からもらったエネルギーを使い切ってしまえばそれ以上動き回ってジャガイモの根を傷つけることはなく、おとなしく微生物の分解に応じて土に帰っていきます。幸いジャガイモは生きておりエネルギー供給には不自由しない。そんなわけで土の中の死闘はジャガイモの勝利に終わりそうです。さらに松葉樹脂が出す毒素の妨害(根の成長、発根を阻害する)もあるそうですがなんとかジャガイモなりに解決したらしい。
1列に植えているのがケヤキの落ち葉だけを腐葉土にした部分に植えたジャガイモです。菜園の中央部にあり南側が道路で朝から日光が当たります。そのせいか下の写真より2週間も早く発芽しました。しかし松葉を混ぜ込んだ土に植えたジャガイモは遅れて発芽しても追い越したようです。この下が昨年2011年秋に混ぜ込んだ松葉堆肥です。

             
最後の写真が家のすぐ近くに植えました。そしてこの家の近くの場所は、昨年秋ほぼ腐葉土になった松葉を混ぜ込んだ部分なのです。菜園の南側が道路でもここは家のすぐ近くで午後にならないと日が当たりません。ジャガイモの成長には日照時間で明らかにハンデがあるのです。事実発芽が2週間遅れています。
さりながら現在中央部の日当たりのよい場所に植えたジャガイモより栄養状態は良さそうです。枝の張り具合、幹の太さ葉っぱの大きさがケヤキ落ち葉オンリーより松葉を加えた場所に植えたジャガイモのほうが外見上は勢いがよいのです。松葉腐葉土の最終判断は地下茎を収穫するまで待たなければなりませんが。途中経過は良さそうです。