2011年12月30日金曜日

大玉トマト複数結実の総括。大玉トマト収穫6個の秘訣はボカシ肥料でぼかします。

 2011年7月に苗を植えた大玉トマト1本から最後に収穫した大玉トマト5個です。枯れるまで頑張らなくても11月16日に収穫しました。まだ次の大玉トマト予備軍が数個ありましたが、今年も急遽落ち葉堆肥づくりを昨年に続いてする気になったのです。家庭菜園改造の成果を確認したくなりました。なにせ5万円も投じたのです。最後の収穫後大玉トマトの木を撤去しました。
青い大玉トマトも南側が道路になっている窓辺に置くと、中まで真紅になりました。大玉トマトの木本体から切り離しても、完熟はエチレンなどの植物のホルモンによって進行したのです。
1本の大玉トマトから合計6個もの大玉トマトがなぜ収穫できたのか、自分なりに総括しました。思い起こせば初霜が近付いているのになおも数個の小さい大玉トマト予備軍が成長を止めなかったのです。落ち葉堆肥を畝に投入するためやむなく夢を来年の夏に託して、根こそぎ成長中の大玉トマトを処分したのです。大玉トマトの木を処分しなかったら、そして本格的な冬が来なかったら永久的に大玉トマトを生産するようでした。大玉トマトを急にいくつも結実させたのは時期的にこれしかないというきっかけを発見しました。
その契機、きっかけとは青いバケツに入っているボカシです。ボカシという言葉はネット情報であちこち見られます。自分としてはあいまいさが際立ち嫌いな表現です。現在のところ複数の大玉トマト収穫方法が確立していなくて、来年の大玉トマト栽培の自信が持てない状態では嫌いなあいまい表現しか方法がありません。この炭のように黒いボカシを投入後、大雨が降ったのです。24時間続いた小雨でした。南向き家庭菜園に設置している水道の水ではありません。天水と水道水では植物にとって違うのは経験で分かっています。雨後のタケノコのように雨の後は野菜がよく育ちます。水道水は乾燥で枯れないための非常手段と考えています。
ボカシ投入後の長雨と重なって1週間のちでしょうか、急に太い新芽が出だしたのです。写真の赤い枠で囲った部分です。幹の形は横に広がる幅広状態の新芽です。そこから出た大玉トマトの葉は深緑になってもいなく、巻いてもいないのです。肥料過多でないのに太い新芽が出たのです。記憶によると新芽より根に近いほうの写真中央の大玉トマト予備軍の成長が促進されたのです。
来年夏はこの偶然を再現するつもりです。梅雨の大雨の前にこのボカシを用意して、根の周囲に投入します。それには野菜果物の残りをしっかりぼかさなければ役に立ちません。野菜くずを完熟させた貴重な堆肥は来年も重点継続です。勿論来年夏の大玉トマト成功のためです。

2011年12月25日日曜日

集めた落ち葉を黒いシートで覆いました。何もしていない落ち葉堆肥の温度を上げるためです。

 ネット情報で落ち葉堆肥に向かない(何の苦労もしないで俺のまねをするなでしょうか)イチョウ葉に油かすを撒きました。カロリーが高く発熱を期待しました。あまり菜種油粕の分量が多いと肥料過多になるのでこれくらいにしました。また費用がかさみます。多くの落ち葉堆肥のブログでは仕込んだ落ち葉が50℃~70℃にさせる必要がありこの温度に達しないと失敗で腐敗したのだから捨てたほうがよいとか書いているのもありました。しかし2008年に仕込んだ落ち葉堆肥は外気より少し暖かいという程度でした。米ぬかや発酵促進剤など何も加えなかったのだから当然でしょう。50℃以上にならなかったですが、失敗でもなかったのです。50度以上にならなかったがすばらしい里芋を収穫したのは事実です。プロの方が隠そうとしている堆肥の企業秘密を暴露するのは申し訳ないです。何にしろ来年の収穫を待たねばなりません。
 菜種油かすが少なかったので木材チップを発酵させたバークミン2袋を撒きました。これなら肥料過多にはなりにくいでしょう。油かすは落ち葉堆肥、腐葉土に向かないと喧伝されているイチョウ葉、桜葉と発酵させてから1年後に土に入れるので、たぶん大方が微生物に消費されると期待します。
表面のバークミンと油かすに水をたっぷり与えた後、黒いビニールシートで集めた落ち葉を覆いました。水分調整となるべく発酵熱を逃がさないためです。冬は寒いのです。落ち葉堆肥の両脇でジャガイモの収穫が終わるころ切り返しをしようと思います。黒いビニールシートの両側にはチンゲン采と早取りほうれん草を蒔いています。最近の寒波で2週間後の現在ようやく発芽しました。食べられるには来年3月までかかるかもしれません。冬は極端に生育が悪いのです。

4年連続したジャガイモの連作障害を消してくれと祈る気持ちを込めて、2010年に集めた落ち葉堆肥を畝に入れます

昨年に続いて2011年も落ち葉を集めることを決めた以上、現在堆肥になっている昨年2010年の落ち葉を正月前に畝に入れ、中央の溝を空けなければなりません。季節は晩秋から進み近くの公園では時々黄金色したイチョウ葉がはらはらと落ちます。1日でも早く落ち葉を集めるために中央の溝を空けなければなりません。家庭菜園が広ければそんな苦労は不要ですが、現状に合わせた対応をしていかないと再び落ち葉集めができなくなります。写真は2010年から1年かけて熟成させた落ち葉です
 とりあえず落ち葉堆肥を混ぜ合わせるために1か所に集めました。それからコンクリート塊を除去した穴をさらに20cmほど掘り進みました。以前の落ち葉堆肥より分量が多いようです。2009年1月28日水曜日 ケヤキの落ち葉のリサイクル(一年後土に入れる) あのときは畝に落ち葉堆肥を鋤き込んだとき以外に少ないと感じたが今回は土の中に全部入れるに少し苦労しました。
このように上から畝の中央部に溝を掘り、堆肥を鋤き込んだのです。これで2年連続の落ち葉堆肥づくりの準備完了です。今年のジャガイモは収量が少なく表面にぶつぶつができたジャガイモだった。味は昨年と変わらなかっただけが救いでした。どうか3年ぶりのこの落ち葉堆肥が連作障害を消してくれることを祈ります。もし2012年初夏に昨年と同じジャガイモしか取れないとジャガイモ栽培を数年あきらめなければなりません。悪いことに大玉トマトもジャガイモと同じナス科なのです。いろいろと多くの不安を抱えた来年の南側が道路の家庭菜園です。

2011年12月23日金曜日

悪霊にたたられるから行ってはいけない禁断の島は、行ってみると宝島だった。

 ネット情報などでは一般にイチョウ、桜は堆肥の原料として不適切で、植物の根の成長、発芽などを阻害する有機物質を含有しているそうです。腐りにくく分解に時間がかかるので腐葉土づくりには適さないそうです。松葉が堆肥になるまで3年かかる、どうしても松葉を堆肥にするならそれぐらいの覚悟をもってすべき、二の足を踏ませるようなテレビ番組情報が当てにならないのはこのブログで実証しました。そこであえて堆肥に向かないと喧伝されている桜、イチョウ葉、楠の葉を使おうと決心しました。それほどイチョウ葉が他の植物にとって毒ならその周囲に草木一本生えないはずですが、そうではないというのも事実です。桜の周囲も同様です。
写真は丸い桜の落ち葉です。透明なゴミ袋80cmX90cm2袋分です。桜餅にも使われ発酵時の匂いを消してくれるかも知れません。この家庭菜園は住宅にのあるのです。悪臭は迷惑がかかります。近くの公園に桜の木は少なくこれが精一杯でした。
黄金色のイチョウ葉です。透明なゴミ袋80cmX90cm8袋分です。この下はケヤキの落ち葉とクスの葉っぱの混合です。クスも脂と良い匂いのする揮発性物資を含み、腐葉土に向かない禁じられた落ち葉で、根の成長を阻害するかもしれません。コンクリート塊の除去で合計50袋入りました。
しかしながら3年4年かかるという松葉の堆肥が証明しているように松葉の落ち葉は、本当に堆肥になるまで4年もかかるのでしょうか流布されている農業情報が信じられなくなりました。桜もイチョウ、樟も宝を生む堆肥になるのではないかという気がしてきました。農業は競争が厳しく、競争者と差が出やすいのはやはり肥料、堆肥でしょう。その分企業秘密も生まれやすいのでしょう。
ずいぶん前、ヤマメ釣りに夢中になっていた時代、釣り雑誌などにある渓流のことが書かれていた。車止めから数時間かかるその秘渓では食糧不足の戦後、毒流しされヤマメはほとんどいない。ツキノワグマが多く目撃証言が多い。夏に行くと50mおきにマムシがトグロを巻いているとか書かれていた。実際に行ってみると、マムシ、熊は見えず50mおきに大ヤマメが竿を鳴らしました。情報と実情は大変な差がありました。マムシ、熊が多いのはそれだけ自然が残されヤマメの餌が多いという根拠です。実際渓流の表面を覆うほどの広葉樹がありました。

家庭菜園大改造で、野菜が深く根を張れるようにしました。そして大玉トマトを切りました。

南側が道路の菜園の改造前の写真です。昨年秋に落ち葉堆肥を入れるために精一杯掘り進んだ状態です。赤○付近にクワを入れるたびにガツ ガキッと跳ね返される反動が来ました。原因は分かっているのです。大きなコンクリートの塊が3個埋まっているのです。菜園の三角形の頂点部分にはありませんが。この敷地は三分割されて売りに出される前は、病院だったそうです。昭和30年代です。その基礎か何かが埋まっているのです。水で洗うと岩ではありません。コンクリート塊なのです。大きなバールの鉄の棒を間に挟んでコネてみたのですが、バールは曲がりました。素人ではどうしようもありません。このコンクリート塊は耕作のたびに大変なストレスをくれます。
今年秋、敷地の拡張に伴い右側のフェンスをやり替えたのです。土を掘りコンクリートの基礎を埋めてその上にフェンスを立てる専門の業者です。「仕事柄、削岩機を持っていますか」と聞くと道具のひとつで持っているそうです。それでこのコンクリート塊を割って砕いて除去してください。とお願いしました。ここで問題は上からはこのコンクリート塊の深さが、不明な点です。人体のようにレントゲン撮影できないためどうしようもありません。もしこのコンクリート塊が大きくて深ければ、上から50cm程削ってくれればいいということで見積もりを依頼しました。5万円で出来るということでした。結果は、厚みは30cm程度ですべて除去していただきました。アルバイトさんと二人がかりで1日で出来たので損はしなかったそうです。

このコンクリート塊を除去した後の中央の溝です。クワが当たる音、ガキッとサヨナラできました。根の成長を物理的に遮るものはなくなったのです。これからは安心して鍬を入れられます。ストレス除去のため5万円は安いものです。菜園の三角形の頂点部、写真では昨年からの落ち葉堆肥が映っている部分と同じ深さに掘り進みました。これで夏にこの溝に水を入れても水が同じ圧力で浸透して、まんべんなく偏らないで水やりができます。この深さを眺めて急に今年も2年連続で落ち葉を集めて落ち葉堆肥を作りたくなったのです。 年が明けてから1年がかりで作った落ち葉堆肥を両畝にすき込む予定を急きょ変更して、11月に鋤き込みました。鋤き込みのためには大玉トマトを処分しなければなりませんでした。初霜が近付いているし少しためらいがありましたが、実がどんどん大きくなっている大玉トマトを処分して今年も落ち葉堆肥のために大玉トマトを根ごと処分の決心がついたのです。土が良ければ夏に大玉トマトを結実できるかもしれないという来年への期待です。

2011年12月19日月曜日

床に置く移動式の包丁立てを作りました(横のものを縦に)

 この段ボールには富裕柿が入っていました。このまま当然捨てるべきでしょうが、包丁を置いてしまったのです。最初は1本だけでしたが3本置けることに気がついたのです。
 幅がちょうどよく無精者にはこたえられません。畳の上の手が届くところに置いて果物をむくときいつでも使えるのです。しかし今日気がついたのです。もし踏んだりすれば大けがをするのではないか。天然砥石で研ぎあげた繊細な刃がとなりの包丁の背に当たり、刃を痛めるのではないか。金属で刃先を痛めると修正が大変だとか心配事が増えました。横に置かれた3本の包丁を眺めているときに「横のものを縦に」というアイデアが浮かんだのです。早くも朝のお墓参りの験があったのです。
 テープで段ボールを補強して、両端に刃先と柄の分の切れ込みを入れました。
横のものを縦にして包丁立ては完成です。これなら踏んでも大けがはしないでしょう。刃さきを痛めることもないでしょう。包丁は座ったまま手が届くところにあり続けます。すべて円満解決です。

2011年12月18日日曜日

少しでも震災のお役に立ててうれしいです(正月の炭は東北産に決めた)

 今年に入り炭の消費が増えました。正月からの惰性でなんとなく外国産の備長炭を使っていたのですが、高価で家計が許してくれません。以前菊の花のような縦に割れ目がはいった炭をアパート時代に買ったことがあり、備長炭と比べて軽くスカスカですが新鮮な空気を送ると強い火力を出す日本産の炭を懐かしくなりました。ウバメ樫に比べると灰になるのが早いのはやむをえません。でも家庭で使い長時間ウナギのかば焼きを焼いて業務用に使っているわけでもないのです。休日に煎茶用のお湯を炭火で沸かしたり、野菜を焼いたりするだけなので火持ちはそれほど必要ありません。長時間使うときは炭を追加すればこと足ります。
以前日本産の炭を買ったお店に行くと、今はインドネシアのマングローブなどを原料とした外国産の炭しか置いていないということでした。海のマングローブを伐採するのは生態系保護から歓迎できません。日本人の炭焼きは楢の木を根こそぎ切らないで、地面から数十センチ上を伐採して森林がすぐに再生できるようにしています。またマングローブを原料にしたものは、残留塩分も気になります。残った灰を循環型家庭菜園に投入するからです。でも日本産の炭を取り寄せてくれるということでした。2週間後電話すると、岩手産でよろしいですかと歯切れが悪いのです。余計なことを言いたくない雰囲気でした。こちらも残留セシウムなどが頭に浮かびましたが、以前買ったのも東北産だったと岩手産を了解しました。日本産が使いやすいのは七輪で使いやすいように短く切りそろえています。写真右の隣国産の備長炭をハンマーで砕いたり、のこぎりで短くするのはほとほと疲れました。日本産の炭は菊花の割れ目にくさびやマイナスドライバーで簡単に割れて小さくできるのです。要するに東北産は七輪用で外国産は夏の野外バーベキュウ用なのです。
岩手の切り炭、菊花炭、大いに歓迎します。6kg2000円ちょっとでした。10kg3000円になるでしょうか。安いと思います。

2011年12月1日木曜日

やっぱり違うんです。銀杏のエメラルドグリーンの味

 炭火で沸かしたお茶のおいしさの発見炭火で沸かしたお湯はお茶を美味しくさせる(正月の煎茶はやっぱり炭火で)以来炭火を見直しました。正月でもないのに月に何度かは炭火でお湯を沸かしたり、里芋の煮っ転がしを作っています。銀杏の実が安かったので買いました。ついでに大豆、銀杏、ごまなどを炒る容器、道具も買っていたのですぐに購入を決めました。
お湯を沸かした残り火で銀杏を炒りました。ガスコンロで炒るとパンパンと弾けるのですが、炭火を使うと白い硬い皮が割れたのは一つもありませんでした。パンパンの音が焼けたお知らせになったのですが音がないのでマダラに黒く焦げたのをもう食べられるよと翻訳しました。
銀杏の実を焼くと期待するのは、やはり何とも言えないエメラルドグリーンの色です。色的には写真の通り今一でした。ガスコンロのほうが青く良い色です。食味はようかんの感じで歯ごたえが柔らかくモッチリ感です。特別炭火ならでのおいしさはありませんでした。違いは炭火のほうがまろやかです

2011年11月15日火曜日

菊のリサイクル




 昨年仏前を飾った大菊を10センチの長さに手折り、南側が道路の家庭菜園の隅に刺し木をしたのがこの菊です。葉っぱが虫に食われ茎は曲がっています。要するに何の手入れもしていないのです。ほったらかしてしてもきれいな花をつけてくれました。何百円かの花代の節約になります。リサイクルの受益者は自分なのです。土地付き住宅の家庭菜園の恵みはこんなところにもあります。マンションのベランダではいろいろ作るのは困難でしょう。写真の下にあるのは掘り残したジャガイモの葉っぱです。


 つぼみの菊です。お墓にはこれを持って行き開花からしおれるまでを見ていただきます。


 なるべく茎のまっすぐなのを選んだのですが。この通りです。


少しでも大きな花にするためつぼみを一つだけ残します。


 買ってから22日目の大菊です。頂点の大輪の白い菊が生け花の天寿を全うしたようです。花びらに張りと勢いがなく一部紫色に変色しました。しかし花芽の脇芽が育ってきました。この大菊をつぼみで買った時は脇芽が一本もありませんでした。22日の間に育ったのです。残された菊の葉っぱが弾力と子供を育てるだけの勢いがあります。捨てないでと言っているようですので脇芽の花を残された大菊を引きたせる脇役として育てます。

2011年11月7日月曜日

松葉の落ち葉は、本当に堆肥になるまで4年もかかるのでしょうか

2010年でしょうか、ジャガイモ栽培のとっておきの奥の手を紹介する特集がありました。それによるとケヤキの落ち葉は2年、松葉は樹脂があり、堆肥になり作物が吸収できるようになるまで4年が常識とのことでした。ところが実際はケヤキの落ち葉は1年間k発酵促進剤など何も混ぜないで1年ほったらかして、土にすきこみジャガイモの収穫に驚異的な効き目がありました。松葉には腐敗しにくい樹脂がありましょうが、4年というのはまゆつば物のような気がしてきました。とりあえず2011年は少量で松葉の落ち葉堆肥にトライしてみました。分量は小型の段ボール5杯分でした。11_02_26に採集して菜園の隅に積み上げました。
9ヶ月後の11年11月初旬にはこのようになっています。表面に近い左のほうはスギナを乾燥させた感じです。いかにもやわらかそうであのちくちく感は1年後手で触っても感じられない。ケヤキの落ち葉よりだらしなく堆肥らしくなっているのです。計画通り来年新春に土に入れます。かろうじて松葉のようなものは今にも土に溶けそうです。本当に堆肥になるまで4年もかかるのでしょうか。松葉を使われるのを嫌ってそんなことを流布したような気がしなくもない。農業も厳しい競争ですから優位性を保ちたいのでしょう。同じことをされると優位性が保てなくなる。松葉はそれほどよい肥料かもしれません。答えは来年収穫時に判明します。

2011年11月3日木曜日

家庭菜園の秋 収穫の成果は土づくりの成果です

ほとんどまぐれで実った季節外れの大玉トマトに注目しましたが、トマト栽培は遊びで、本命は健康のための葉物野菜が家庭菜園の主役なのです。すでに夏にも収穫しましたが、10月に左に春菊、右にほうれん草を撒いたつもりが小松菜と間違えました。二葉がほうれん草なら細長いはずなのに丸いのでわかりました。

里芋、ジャガイモ、そして大玉トマトに大成果があった3年前の落ち葉堆肥ですが、これは新しく昨年初冬に集めた落ち葉です。あれから10ヶ月経つとずいぶん落ち葉の体積が圧縮されて、落ち葉堆肥に近付きました。
落ち葉堆肥はペチャンコにへこんでいます。これを来年正月に土に混ぜると切った断面が輝くような純白の里芋、大玉の里芋、大玉トマトへの再現と新春から夢を持てるようになるのです。まぐれでない大玉トマトの制覇を目標にしたい。ナス科の連作で弱った黒い土ももっと黒くなり落ち葉を入れたてのようにジャガイモの収穫量が回復してほしいいものです。堆肥に近付いた昨年の落ち葉は夢をくれます

2011年10月22日土曜日

南側が道路になっている南向きの窓辺に置いたトマトは、一週間で赤くなりました

 南向きの窓辺に置いて日光に当てると、一週間で大玉トマトの色が白から赤に変わりました。白いまま収穫したのは正解でした。大玉トマト全体の負荷を確実に減らせたからです。大玉トマトも子孫を残したいでしょうから次の青いトマトを早く大きくして完熟させようとするでしょう。食事情が悪い国ほど多産で幼児期に死亡率が高いのと関係があるのかもしれません。
大玉トマトに包丁を入れました。研いだばかりでしたが引いて切った感じが少し硬いようです。
 花があった方向から包丁を入れましたが、最後に軸のところでさらに抵抗を感じた。青○の部分です。よく見るとこの大玉トマトに養分を供給していた部分が空洞になっています。水分が南向き窓の日光で蒸発して枯れた状態になっていたのです。硬いはずです。それでも勝負砥石で研いだ切れ味は枯れたほぞを上回り刃こぼれもしないでスパッと切れたのです。大玉トマトの味のほうは歯ごたえがあり幼児のころ初めて食べたトマトの香りがしました。酸味より甘みが強く水っぽい市販のトマトとは別物と断言できました。濃厚なトマトでした。改めて野菜くずを自家製肥料にした循環型菜園のすごさを味わいました。2階から撮ったトマトの写真です。今日数えると大玉トマト予備軍が6個ありました。早く白く大きくなあれ。霜が来る前に。

2011年10月17日月曜日

二つ、三つ目の大玉トマトのために枯れるまで頑張ります。

落ち葉堆肥以外にあるもう一つの武器です。果物の皮、野菜くずを集めて熟成させた完熟堆肥です。今年一年の成果である風呂桶で発酵させたとっておきの堆肥を投入します。大玉トマトに失敗しても完熟堆肥は来年のジャガイモに引き継がれるはずです。土の中の完熟堆肥は一本の大玉トマトで完全に消費されることはあり得ないでしょう。
 バケツに野菜くずの堆肥がありますが、トマトの根の周囲にある黒い完熟堆肥は昨日の大雨以前に撒いた堆肥です。有効成分は雨で何時間もかけて土に入っています。すでに大玉トマトは成分の一部を吸収している気がします。今日の快晴で根も活気づくでしょうう。大玉トマトに残された時間は少ないのです。
大玉トマトの敵である3本の脇芽を見つけたので除去しました。すべての養分を大玉トマトに集中してほしいものです。
大玉トマトが、2mほどの真竹の支柱を追い越したので2つのフェンスの頂点を張り巡らしたテープに幹を添わせました。植え付けが7月中旬で後れを取り、冬が来るまで残された時間は少なく、南側が道路の家庭菜園の日光をエネルギーをすべて大玉トマトに集めたいものです。

2011年10月16日日曜日

大玉トマトの収穫(大玉トマトが野鳥や虫に食べられたり、初霜にあたる前に収穫します)

大玉トマトを見つけて以来、朝の通勤前に毎朝監視しています。早く赤くならないかとそればかり見ましたが、一週間では僅かに白くなった程度です。あさっては低気圧が北海道の東に進み平地でも降雪の寒気が来るとお天気予報です。霜ももうすぐです。野鳥もようやく餌が少なくなり大玉トマトが赤くなれば食べられると判断するかもしれません。いろいろ考えた末、生命力が強いアンコウは確実に火が通った鍋に入れてフタをするという格言通りに収穫を決めました。
1週間前より青から白、ひいき目に見て黄色になっています。プロの農家は色づく前に収穫して店頭に並ぶころには赤いトマトになっているそうです。この白いトマトを切り離したことで養分が他のトマトに向かうのが促進されるという期待もあります。大玉トマトも枯れる前に確実に種を熟成させ子孫を残したいでしょう。大玉トマトに残された時間は少ないのです。屋内で赤色に熟成するつもりです。これで野鳥、害虫の心配は消えました。

大玉のトマトが3度目の挑戦で一つだけ実がなりました。冬の使者:霜さんにはあと一カ月待ってほしいです。

2011年07月17日 日曜 家庭園芸のコーナーで1本の大玉トマトが売れ残っていた。苗は長さ30cmほどで、植付けの時期が2ヶ月ほど過ぎているのはわかっていました。梅雨はとうに明けており明けの猛暑のせいか先端部分しか葉っぱがなく、時期的に考えてもあと1週間で処分されるのは当然予想される運命でした。なんだか売れない買い取り手がいないペットショップの犬や猫を見ている気になったのです。このままでは可哀そうでなないか。幸い今年は里芋栽培をやめて家庭菜園は遊ばしている。何かの縁と考えてその一本を買いました。2ヶ月経った9月2mほどに成長しました。また茎だけが大きくなりろくな実をつけないだろうと自分で植えたにもかかわらず注目もしていなかった。7月に植えてまともな大玉が出来るとはとても期待ができないのです。これまでのように黄色い花が咲いてすぐに落ちるだろう。実を付けてもピンポン玉程度で霜か初雪で苗が枯れてしまうのが落ち程度に考えていた。
 少しピンボケしていますが、これが最下段最初に付けた実です。大きさはピンポン玉より小さく成長が止まりました。出来が悪い売れ残りを買ったのだから当然と期待していなかった分、損をしたという感覚はなかった。茎が2m以上に育っただけで満足していたのです。
 10月に入りもうひとつ見つけたのです。これが中断の大玉トマトです。右の赤い丸は絶縁テープです。このトマトが店で売っているトマトと同じ大きさに育ったという証拠品です。トマト栽培のプロである農家でも大玉トマトは難しいそうです。たった一つでも落ち葉堆肥が起した奇跡の証拠品のような気がしてきました。
3枚目の写真はトマトの一番高い位置に同じ枝から出た3個の実です。大きさはピンポン玉より一回り大きい程度です。同じ枝から3個は時期的には無理だろう。残り2つのトマトのために真ん中の大豆程度の青いトマトを除去したのです。糖度を知りたくなり吐き出す体制のまま口に入れました。渋くて苦いと先入観を持ったまま噛みました。信じられないことに濃い甘みがありました。落ち葉堆肥を入れてから3年目ですが、ケヤキの落ち葉堆肥の奇跡としか考えられません。最下段のトマトも上段の実のために撤果して食べる予定です。