2012年4月1日日曜日

落ち葉堆肥の表面に置いた油かすやバークミンを除去することにしました。

落ち葉堆肥の作り方を説明したネット情報によると、落ち葉だけを積み上げて作るとは書いていません。大抵発酵を促進して温度を70度などの高温にするため図のように油かすなどの自然界にあまり存在しない高カロリーな肥料を各層にして落ち葉と混ぜるように説明しています。それに発酵を促進するために石灰なども層にします。そして温度を不自然な50度以上に上げて雑菌を殺菌したりするように書いています。こうすれば冬を越したよく春に完熟たい肥が完成するようです。
しかし前回私は、2007年から2008年まで1年かけてゆっくり20度から30度の低温で切り返しもせず1年かけて発酵させました。そして里芋、ジャガイモに効果があったのです。ネットの情報より自分の経験を大切にしたいと思いました。以前社宅に住んでいた時、油かすと石灰、発酵促進剤を使って失敗したのです。植えた覚えがないのに菜園にあった昼顔、ヨモギ、千草、ツクシなど招かざる雑草がすべて枯れました。手で引いてどうしても絶やすことができなかったこれらの雑草が、米ぬか、油かすと石灰、イスラムの教典のような名前の発酵促進剤を使った堆肥を土に混ぜるとすべて枯れたのです。魚が腐ったようなすごい匂いがしたので発酵途上だったと思います。悪臭は社宅で共同生活していましたから早く土に入れ悪臭を消そうと考えたのです。当然レタス、パセリなどの野菜は2年間決して育ちませんでした。昼顔、ヨモギ、千草を絶滅させたのは失敗ではなかったようですが。
なんとか温度を上げるために昨年秋油かすを20キロ1袋を落ち葉の一番上に層を作ったのです。そしてバークミンをこの上に撒きました。これは冬の間何度も考えましたが良くないことのように思えます。
自然の森の中では秋に落ちた落ち葉の上に大量の油かすやバークミンは当然積りません。これらは人間が作った高カロリーな人工の肥料なのです。自然の森の中では油かすなどを撒かなくても落ち葉だけで大きな木が育つ程の豊かな土が作られるのです。温度を上げるための黒いビニールシートを剥がすと黒いタール状になった悪臭を放つ人工肥料がありました。腐敗して下の落ち葉にしみ込んだものは仕方がないですが、せめて残っている油かすを取り除こうと決めました。
最初はミツマタなどの鍬で削るように取っていたのですが、細かく取り除こうとすると素手以上の道具はありません。ビニールの手袋をして丁寧に買い物袋6つほど取り除きました。これで窒素過多になることはないでしょう。やはり自然農法が一番です。ゆっくり1年かけて秋まで自然に発酵させます。切り返しは疲れるので今回もしません。自然の森の中でも落ち葉を切り返されることはないでしょう。晩秋に循環型菜園の土に混ぜるだけです。

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