2012年4月15日日曜日

B大学付属病院の二人の腫瘍医師の判定

2月13日、2時間待たされたあと診察室に呼ばれた。名字からは外国人のようですが、言葉のなまりは全くなかった。挨拶を交わした後、診察してくれました。例によってガーゼで舌の先端をつまみ中を見た後、何か呟いた後、もう一度ガーゼで舌の先端をつまみました。長いこと見た後、「残念ながら癌です。開業医A先生が採取された生検から作られたプレパラートを顕微鏡で見た細胞の形、今見せていただいた舌の状態から判断いたしますに間違いなく癌です。」わかっていたが、どこかで開業医A先生の誤診であってほしいとの思いがあったのか、その若い先生のお顔より、その時は視線がうつむいてしまって、今でも机の上の状態ばかり浮かんできます。「私も腫瘍専門ですが、○○さんほど潰瘍の位置が分かりにくいのは初めてです。舌の下の奥にあり、ちょっとした光の加減、唾液で潰瘍が見えなくなります。よほどの幸運が重ならなかったらこの潰瘍は見つけられない。当然私がA先生のお立場なら見逃すでしょう。よその病院で見逃されても致し方のない癌です。開業医A先生の腕前は相当なものです。」そんなことを話してくれました。確かに机に広げられた開業医A先生の紹介状には舌の漫画と、潰瘍の位置が書かれていた。それでも一度ガーゼでめくっただけでは確認できなかったのでしょう。
後はCTスキャンなどで造影剤注入に同意してほしいとか手術の切断面に動物由来の人工皮を使いたいなどの検査手術方法の説明に終始した。特に転移を判定する造影剤注入は危険もあるが見返りはそれ以上で右頸部のリンパ転移癌を見るに大変有効と力説された。ほとんど夢うつろで同意書にすべてサインしました。長い説明の後「主治医のC先生が隣の部屋でお待ちです。そのドアを開ければ主治医のC先生の部屋です。」といってC先生へのドアを空けてくれました。

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