2015年11月30日月曜日

無農薬農法を紹介する番組で内容がお粗末でガッカリポンでした。無肥料栽培、無農薬栽培は簡単には教えてくれません。

毎週日曜の朝、国営放送でフィリピン大島の壺というまあまあ面白い番組があります。29日の日曜は東南アジアのカンボジアで日本人がカンボジア人に野菜作りを教え無農薬で栽培して日本・中国に輸出したりやがて近い将来カンボジアでもわき上がるだろう健康志向ブームに備えて無農薬野菜を栽培する技術を伝授中の農家を日本人の指導員とともに番組で無農薬栽培のノウハウを紹介してくれるという触れ込みでした。30分以上の放送の中で日本人がカンボジア人を教育するのがどんなに大変だったか。米作り以外の経験がない農夫に無農薬野菜の将来性を分かってもらうのに大変な苦労をしたなどです。そうして害虫を防ぐ秘訣の一つをオザナリのように1点だけ教えてくれました。当然昔からよく知られていることです。熱帯の当地では雨が多いので畝間に水を貯めるようなことをすれば害虫が湧き農薬の世話にならなくなるというこれ1点だけでした。この写真のように畝間の溝に水を貯めてはいけないのです。この畝の高は80cmありますが、テレビに出てきたカンボジアの畝は30cmに満たない高さでした。畝が水面から10cmほど出ている状態でした。畝間の土を畝に上げたりして退かせて、排水の道を作るようにカンボジア人に指導していました。常時水に漬かっている水草でない限り根を水に当て続けると、根腐りを起こして強い根への成長や根張りが期待できません。当然害虫を呼び寄せるのは、
  • 無肥料栽培ピーマンは枯れるかもしれません。嫌われ者の蜂も正義の味方です。(敵の敵は味方なのです)
  • に書いたとおりです。無農薬栽培は水の排水だけを管理すればうまくいくならそれほど楽なことはないのですがそんなわけはないでしょう。そんなわけで10月29日の放送は無農薬栽培の役には立ちませんでした。
  • 写真の我が菜園ですが排水溝がないのです。それでもピーマン、キュウリなど野菜が元気な時は溜った雨水を2、3日で吸い上げてくれました。現在は発芽したばかりの大麦しか植えていなく晩秋で日光が弱いから1週間以上水が溜っているのです。

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