2007年11月23日金曜日

落葉の中の備前焼急須

     複雑な備前焼の肌の色
おいしい物を食べたいために、今日も落葉集めに行きました。かなり落葉の厚みとカサが出てきましたが、堆肥になるとどれだけの量が残るのか。こうした不安を取り除くためにももっと落葉を集める必要があります。緋色を除いては渋い色が多いのが備前焼です。華やかさはなく色彩は地味です。気味の悪い話ですみませんが、毒蛇マムシの模様にも見えます。お茶のワビサビはよく知りませんが、こういう色合いの感じでしょうか。毎日接し眺めるものですので、冬の雑木林の落葉の中では保護色になるとかねてより見ていました。都会ではおいそれと冬の雑木林に確認にいけません。落葉を家庭菜園に入れた機会に一度してみたいと考えていた撮影をしました。実際に来年有機肥料になる予定の落葉に、備前焼急須をセッティングすると、思ったより急須としての存在感があります。まだ落葉が赤黄色などの色を残しており、備前焼急須の胴や蓋、注ぎ口の円形が多いデザインが落葉のギザギザ形と妙なコントラストを作ったようです。冬になりもっと枯れて灰色や黒ぽい落ち葉が増えてくると備前焼急須になじむのかもしれません。

0 件のコメント: