2008年5月25日日曜日

のっぽの一人用の備前焼急須を見つける(2007年10月備前焼祭りのテーマ)

写真の左端がビール樽型の急須です。右3つが2007年買い求めたより胴の深い急須です。
2007年10月備前焼祭りに行きました。あちこちの会場コーナーに首を突っ込むと「熔変がどうの」「ゴマがいい」といった焼き物の肌をウンチクする会話が飛び交っていました。焼き物がわからないさらえまかは変わった熔変のために何万円もつぎ込むことはとてもできません。でもその急須で自分好みのお茶が飲めると確認できるなら少し高くてもいといません。ターゲットは急須です。ビール樽型の急須より深い胴を持つ急須だけを探しました。全コーナーの急須に目を通したと思います。深い胴を持つ急須をテーマにして厳選したのが上の写真の急須達です。写真をクリックすれば大きくなります。
もう一つ条件があります。急須に関しては大は小を兼ねないのです。3人の来客がありお茶を入れる湯のみが3個あったとします。3人用の急須で一度に3人用の湯茶を注ぐより一人用の急須で3回に分けて温度を3回上げて注ぐほうがおいしいお茶になります。理由は存じません。自分の好みと経験がそう確信しています。あれば一人用の急須でのっぽの急須を探すのが目的でした。
右端の一番のっぽの急須ですが一見して2人用です。しかし高さに敬意を表して買いました。私の知る限り2007年10月備前焼祭りで一番胴が深い急須です。上から見た写真です。
上からはバランスはよいようです。注ぎ口のふくらみが湯きりが早そうです。
 横手のエンジンバルブか吸盤のような取っ手ですが最初見たときは握ると手が痛くなるのではと思いました。しかし高さの魅力には勝てず購入を決めました。何十分間も握るわけでもなく返って握りやすいです。何より握っている限り、手のひらを開かない限り絶対に急須を落とさないという安心感があります。安心して最後の一滴を振り出せます。
肝心のお茶の味ですが、一番深みのあるお茶が入れられます。一煎目の2分間と二煎目でお茶のエグミやアクのようなものが取れ三煎目以降は甘みはなくなりますがさっぱりした香りが楽しめます。

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