2008年9月24日水曜日

更地購入を仲介した不動産屋からの電話の内容はプラスプラスでした

 朝不動産屋から電話のあったお昼、昼食をとったあと喫茶店に入り、隅の席を確保して携帯で不動産屋を呼び出した。このようにさらりと書けばなんでもないようですが、仕事中もご飯を食べている時も何を言いたいのか気になって仕方がなかった。その不動産屋やご近所の100坪前後の邸宅に住んでいるお金持ちにとってはなんでもないサラリーマン向けの犬小屋のような住宅地でしょうが、自分にとってはあらん限りのお金をかき集めて金利を払い借金を返済して自分のものにした財産です。わかっていただけると思います。IT用語でいえば、割り込み、イベント発生、スーパバイザコールが何度もかかり多重処理ばかりで心は千路に乱れ喫茶店に入ったときすでにへとへとに疲れていました。

 一番予想されるのは、騙されて3割高で買ったお前が悪いと言わんばかりに更地の引き合いは元の時価3割損で手放さないかというお話ではないか。不動産屋は3割の損を埋め合わせるような良い物件を紹介するとかと言って再び多額の手数料を稼ぐつもりではないかとか。駅から歩いて5分以内で自分の更地の周辺にはサラリーマンが手が届く物件で同等の土地はそうないのはわかっています。3割の損を埋め合わせるような話に乗ればおしまいだ。こう地合いが悪く不動産市況が最悪の今では足元を見られて仕方がない。そうした妄想が駆けめぐり昼食の味よくわからなかったのです。「地合いが悪いので売る気はない」はよかった。いま売るのは株でいえば暴落のさなかに決裁が済んでいる現物株を成り行きで売るようなものです。こう言われたらああ答えようなどシュミレーションも一応済ませました。いま売ってはいけないと自分に念を押して携帯を取り出したのです。
 不動産屋が携帯に出ると、「テレビのアーバンコーポの放送を見ましたか」と聞くと見たらしい。(こちらの足元を見ているつもりだな。)「私は急にお金が要るからすぐに売って下さいとお願いした覚えはないよ。」「わかっています」それでどんな引き合いかと聞くとお客で周囲の環境、便利さ、大型車が入れる土地の立地をとても気に入ったお客が現れました。そこで〇X万円(私の買値プラスプラス)で売って下さいとのこと。プラスプラスは買いと売りの税金、不動産屋への手数料、今までの税金を合計すれば消えるか少し赤字が出る額です。完全に足元を見られています。お客というのは嘘で本当は不動産屋が建築条件付きで売り出すか新築住宅のセット販売で売るために買う気なのかもしれません。要するにトントンで現金に換えて逃げた方が良いといわれているようでした。こちらが考えていると「相手に何と返事しましょうか」といいます。「不動産市況の地合いが悪いから今売る気はないのは朝申したとおりですが、強いご希望があるなら買値プラスプラスでなく買値の3割高なら売ります。これでたぶん相手の方は引き合いをひっこめるでしょう。甘くないのは知っています。」約定は成立しないと考えましたが、万が一買値の3割高で買うといわれてもそれはそれでいいのかもしれません。この先どうなるか分からないし3割の利益でもう目減りしない現金に変えられればそれも悪くないと自分に区切りをつけて携帯を切った。

 本心は最悪の場合、幕を引く時、買った時の時価3割損でもいいと考えています。3割損を覚悟すれば現金化はできると売りのリスクを十分吟味して買ったつもりなのです。だから喫茶店で電話を切ったあととてもうれしかった。トントンで逃げられる話だった。でも来年こんな引き合いがある保証もなく一期一会の引き合いでした。

 それから三日後、聞くまでもないのに不動産屋から儀礼的に電話があり「欲しいのですが予算の関係があり買えません」という電話があった。 米国の金融問題が問題から現実になった現在、最悪のシナリオよりもっと悪い想定外の結末も覚悟しています。それについては次回の機会で



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